産婦人科
診療科の特徴
産科と婦人科領域全般にわたって診療を行っています。
初診の方は、紹介状と予約が必要です。紹介元の医療施設から、当院の地域連携センターを通してFAXで予約をお取りいただき、ご来院ください。再診は予約制になります。
なお、ご自宅で妊娠反応が陽性で、当院での分娩を希望されて受診される場合は、紹介状や予約は必要ありません。産婦人科外来にご連絡いただいた上でご来院ください。
当院には、山形県の総合周産期母子医療センターが設置されています。予定日までまだ何カ月もあるのに分娩になりそうな切迫早産、双子や三つ子の多胎妊娠、また高血圧や糖尿病などのいろいろな病気を持つ妊婦さんを山形県内の各病院から受け入れています。
婦人科悪性腫瘍の治療は、一部のがんの手術や抗がん剤、放射線治療を除き、がんの高次医療施設(大学病院など)に依頼しております。手術に関しては良性の疾患を中心に行っており、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮頸部異形成、子宮内膜増殖症、骨盤内臓器脱、良性卵巣腫瘍などが対象となります。
鏡視下手術で対応可能なものに関しては積極的に行っており、手術件数も増加しています。2022年より日本産科婦人科内視鏡学会の認定研修施設に指定され、またロボット支援下手術(ダヴィンチ)も実施しています。
詳細・お知らせ
主な術例・治療例(令和5年)
術例・治療例名 | 件数 |
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分娩数(妊娠22週以降) | 402例 |
総手術数: | 441例 |
帝王切開 | 151例 |
緊急 | 82例 |
選択 | 69例 |
癌症例 :子宮頸癌(前癌病変を含む) | 32例 |
子宮体癌 手術施行 | 2例 |
非手術例 | 0例 |
卵巣癌 手術施行 | 5例 |
非手術例 | 0例 |
BRCA陽性予防的卵巣卵管切除 | 2例 |
他科癌の転移性癌 | 6例 |
令和5年は帝王切開が151例と婦人科の手術が441例ありました。このうちお腹に小さな穴をあけてカメラを挿入して行う腹腔鏡手術が193例、子宮の出口からカメラを挿入して行う子宮鏡手術が19例ありました。婦人科癌の手術が合計で41例ありました。子宮頸部前癌病変の症例が増加しています。ロボット支援手術(ダヴィンチ)の件数も増加してきました。
手術のみでは治癒が困難な癌には放射線療法や癌化学療法を行っています。これらは同時に並行して行う事も多くなってきました。
スタッフのご紹介
氏 名 | 卒業年・資格 | 専門・研究分野 |
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堤 誠司 | 平成2年卒 日本産科婦人科学会専門医・指導医 臨床研修指導医 |
周産期医学 臨床遺伝学 内視鏡手術 |
中原 健次 | 昭和59年卒
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産婦人科学 婦人科腫瘍 漢方治療 産業医学 緩和ケア 人間ドック |
小幡 美由紀 | 平成17年卒 日本産科婦人科学会専門医 |
産婦人科一般 |
齋藤 彰治 | 平成20年卒 日本産科婦人科学会専門医・指導医 |
周産期分野 内視鏡手術 |
丸山 真弓 | 平成23年卒 日本産科婦人科学会専門医・指導医 |
産婦人科一般 |
髙橋 裕也 | 平成29年卒 日本産科婦人科学会専門医 |
産婦人科一般 |
武士 ゆい | 平成30年卒 | 産婦人科一般 |
今田 綾香 | 令和3年卒 | 産婦人科一般 |