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[ 2021.03.29 ] [ 研修医の日々の様子 ]

皆さん、こんにちは。研修医1年目のA. J.です。「コロナに負けるな」というタイトルで2020年5月にもブログを書かせていただきましたが、今回はブログ係として代打で書かせていただきます(笑)。

私は、現在産婦人科で研修させていただいています。内科志望である自分にとっては、産婦人科をじっくり勉強できる、人生最後の機会であると思います。新型コロナウイルスの影響でお産の件数が減っているのは事実ですが、研修としては充実した日々を過ごすことができています。女性への問診や診察は、産婦人科研修でしか学べない部分もあるので、実践的に学び、日々の救急外来に活かしていきたいです。

話は変わりますが、現在は2021年3月ということで、初期研修を開始してから1年間経過しようとしています。正直なところ、あっという間だったなと感じます。初期研修が始まったばかりの頃は、何をするにしてもどこか不安げなところがありました。そのときに比べると大きく成長し、自信をもってできることが増えたように思います。研修医2年目の先生方、各診療科の指導医の先生方の御指導あってのことであり、感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん、まだまだ至らない点はありますので、引き続き向上心をもって研修に勤しんでいきたいと思います。

1年間経過するということは、研修医2年目の先生方とのお別れが近づいてきたということになります。振り返ってみると、本来は飲み会やイベントで、親睦を深める機会がたくさんあったはずです。しかしながら、新型コロナウイルスの影響でそういった機会は皆無に等しい状況となってしまいました。それについては非常に残念に思います。そんな状況の中でも、日当直や日々の研修を通して、2年目の先生とコミュニケーションをとって多くのことを学ぶことができたと思います。

来月には私たちが研修医2年目となります。今まで教えてもらっていたことを、今度は私たちが後輩に伝えていかなければなりません。私が大切にしている言葉に、「一歩一歩」があります。2年目になることを自覚すると、足りない部分ばかりが目についてしまうかもしれません。今まで積み上げてきた一歩一歩を大切にして、自信をもって取り組み、足りない部分についてはその都度補っていこうと思います。ここから、頑張ります(笑)。

最後になりましたが、当院でも新型コロナウイルスに対するワクチン接種が始まっています。筋肉注射する機会って実はほとんどありません(笑)。

[ 2021.02.18 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

みなさんこんにちは。研修医1年目のO.Kです。2月に入り、かすかではありますが春の匂いが感じられるようになってきました。せっかくなので、当ブログ用に何か春らしい写真が撮れないかと病院の敷地内に散歩に出たところ、深い雪に足を取られ靴の中は雪まみれになり遭難しかけたので、やっぱり春はまだまだだと思い直しました。写真も白いものしか撮れませんでした。

さて、先週の土日は第115回医師国家試験が行われましたね。受験された医学科のみなさんは本当にお疲れ様でした。今年度は仲間たちとの接触も制限された中で長く過酷な闘いであったことと思います。まずは、2日間…いや、6+α年間がんばった自分を褒めてあげましょう。免許が届いた時、初めてお給料をもらった時、そして関わった人から感謝された時、がんばって良かったと心から感じられるはずです。
せっかく試験を乗り越えても今年の春はあまり遊ぶことが出来ずさみしく思いますが、まとまった時間を利用して、新しい趣味の勉強などに取り組んだり、書物や動画で歴史・文化などに触れたりしてみるのもいいかもしれませんね。

研修医ブログらしい事を書きますと、私は今、糖尿病・代謝内分泌内科で研修をしております。科としては一つですが、ローテートの際には糖尿病と内分泌と二枠があり、今回私は前者を選択しております。糖尿病内科では、DKAやインスリン導入など主科として診させていただく患者様もいらっしゃいますが、他科の患者様の血糖管理のサポートとして携わる機会も多く、これまで回った科とは全く違った視点から疾患を診ることが出来て、実臨床の現場でなければ分からない奥深さを感じております。1年目も終わりに近付き、様々な科をローテートして来た中で、学生時代に先生から言われた「医学とは人体を見る様々な切り口を身に着けることだ。」という事を改めて思い返すようになりました。また、糖尿病という疾患の性質上、食事指導や自己注射など患者様の日常生活との関連が深く、医療を提供するだけではなく一緒に病気と付き合っていく手助けをしたいと、より強く感じるきっかけになりました。

来年度から研修が始まるみなさん、あるいはこれから研修先を決めていくみなさんが、いつか役立つ確かな力を身に着けられるような研修に臨めることを祈っております。キミだけの最強の研修を作ろう!

雪景色

図1.雪の県立中央病院(このあと遭難した)

トトロの木

図2.「小トトロ」と勝手に呼んでいる樹木。探してみよう!

[ 2021.01.14 ] [ 研修医の日々の様子 ]

新年明けましておめでとうございます。1年目研修医のG.Tです。コロナ窩に見舞われた2020年もあっという間に終わり、2021年になりましたね。コロナのみならず、12月いっぱい回っていた整形外科で、雪かきや屋根の雪下ろし中の事故の症例を沢山目にしました。この冬の県内は例年以上に雪が多いそうで、僕自身もブレーキを早めに踏まなければならないことを実感したり、除雪車が入れ雪ない官舎の駐車場で同期の研修医と協力して雪かきし、道なき道を切り開いたりする毎日でした。積雪の多い中、事故には気を付けたいものですね。

年が明け今月は呼吸器内科を回らせていただいており、長引くコロナ禍には普段以上に敏感になっています。県内でも毎日のようにコロナの新規感染者が出ているこのご時世、ちょっと熱や咳などの症状が出ただけでもコロナではないかと誰しもが不安になると思うので、そもそも風邪すらひかないように体調管理も気を付けたいですよね。

ところで、僕が最近気に入った「根の歌」という曲があります。この曲は松浦亜弥さん、鈴木雅之さん、石川さゆりさん、布施明さん、杏里さん、CHEMISTRYの堂珍嘉邦さんから結成されたコーラスジャパンというグループが2010年に発表した曲です。小学校5年生の頃からCHEMISTRYの大ファンだった僕が、先日配信ライブを見たり、彼らの曲だけのプレイリストを作ったりしている時、ネットで今まで見落としていた曲はないかどうか調べていたら見つけ、iTunesで買いました。その曲の「冬のない春はない、冬のない花はない、いつか咲く花を思い、今はただ根を伸ばせ」という歌詞にすごく励まされたのですが、冬(今年の例年以上の積雪や長引くコロナ禍)を春や花(コロナ終息)を信じて乗り切り、今できることに最大限この研修生活の中で取り組め(根を伸ばせ)という意味に捉えられ、気にいった曲の歌詞をついつい私生活と重ねてしまう自分なのでした。

そして受験勉強真っ盛りの医学部6年生の皆さんも、咲く花(研修医生活)を思い、今はしっかり根を伸ばし(国試対策と体調管理)国試乗り切ってください。必ず春は来て花も咲きます!健闘祈ります!山形県中にマッチングした皆さんは晴れて4月にお会いできることを楽しみにしています!

 

[ 2020.12.11 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

皆さんこんにちは。県立中央病院初期研修医1年目のM.Nです。
12月に入り、あっという間に今年も終わろうとしていますね。研修医になってからは、何とか今置かれている環境に順応して、わからないことだらけの毎日に必死についていく日々でした。それが、もうすぐ来年度の新研修医1年目との顔合わせをする時期になってしまいました。あと4ヶ月後には先輩になっているなんて信じられません、、、、、、。

最近、立て続けに講習会があったので、今回はそのことについて書こうと思います。
まずは胸腔穿刺・胸腔ドレーン挿入講習会。呼吸器外科の先生方が、手技の解説だけでなく、ドレーン挿入前後の確認事項や管理する上でみるべきポイントなどを解説してくださり、その後、実践という形で模型を用いて練習しました。来たるべき胸腔ドレーン挿入の日に向けて、みんな真剣に取り組んでいました。
中心静脈カテーテル講習会では、プローブの動かし方から穿刺角度など、細かいところまで詳細にレクチャーしていただきました。CVの経験があった人もちらほらいましたが、ちゃんと基本から丁寧に練習してみると、改めて難しさがわかりました。
闇雲に、いろいろな手技を経験するだけでは、ただなんとなくできているような感覚しか身につきません。このような講習会で理解を深めることも大切だなと痛感しました。

胸腔ドレーン講習会

中心静脈穿刺実技講習会

さて、話題は変わりますが、最近またコロナウイルスの流行が拡大して大変な時期になっていますね。飲み会制限が続いており、忘年会も中止、、、、、、。職場の方々のマスクを取った顔を知らないまま12月になってしまいました。いつか普通に飲み会をできる日を信じて、辛抱するしかないですね。

6年生の皆さんは、これから体調を崩せない時期に差し掛かりますね。感染予防を徹底して、合格に向けて無理のない範囲で頑張ってください。応援しています!

[ 2020.11.30 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

みなさまこんにちは。はじめまして。さいきんめっきり寒くなって今にも雪が降りそうですね。私は山形県立中央病院で初期研修1年目のA.T.というものです。この度11月の本ページの寄稿を依頼されましたので現在の生活などについて軽く書いていこうと思います。息抜きのような感じでみていってください。

私は現在、外科で忙しくも充実した研修生活を送っております。外科の研修も麻酔科同様、必修のプログラムとして組み込まれています。研修医は2年間のうちに4~8か月回ります。研修では、基本的なope用具の使い方から、退室時の流れなども1から教えてくださいます。また、縫合などに関しても指導を受けることができます。まだ3週間も経過しておりませんが、早くも多くのことをできるようになりました!
私は主に上部チームで研修しているので、食道癌、胃癌の手術はもちろんたくさん経験できますが、なんと他のチームの手術にも参加することができます!なので腸管の切除や膵頭十二指腸切除、乳腺の手術まで経験することができています。また、夜間など緊急入院で手術になる症例に関してはチーム関係なく当番の先生と一緒にopeに入ることができるので、ヘルニア嵌頓や腸閉塞、胆嚢炎の手術などを中心に経験することもできます。外科の研修では自分の努力次第でやらせてもらえる手技も多くなるので、しっかり勉強していくとより楽しく研修生活を送ることができると思います。ここで学んだ手技などは今後の医者人生で一生使っていくものなので、多少忙しくともいろいろ経験できて充実しています!

さて、話は変わりますが、先日、研修医による症例発表会が行われました。内容としては、日ごろの研修生活で経験した症例の中から選んで指導医の先生にご指導いただきながら学会さながらに症例提示するというものです。今回は記念すべき第1回目の開催でした。下の写真はその発表会の様子です。
今回最優秀賞に輝いたのはなんと1年目の先生でした!私は今回は発表しませんでしたが、入賞すると豪華景品、参加するだけで参加賞もあり、ぜひ次回頑張ってみようと思いました(副賞がメインではありません、症例発表の練習が本当の主題です!ww)

症例発表

症例発表会表彰

最後に、いまこれを読んでいる学生さんは卒業試験や学内定期試験の季節でしょうか。今年はご存知のように新型コロナウイルスのせいで学生生活の大事な部分が多少失われてしまい、ほんとうに悲しく思います。今はいろんな意味で我慢の時期です。第3波なんて言われておりますが、健康にはどうか気を付けてラストスパート頑張ってください!そして、来春、試験合格とともにコロナが収まれば思う存分大暴れしてください!FIGHT!!

[ 2020.10.21 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

読者の皆様こんにちは。1年目研修医のA・Eと申します。本日は10月17日、いきなり朝夕の冷え込みが厳しくなって参りました。山形出身の私は芋煮が食べたくてしょうがない季節です。もつ煮込みも良いですね。

私は現在、麻酔科で研修させていただいております。麻酔器の使い方といった基本中の基本から始まり、周術期に使う各薬剤の知識など、様々な事を学んでおります。また、気道確保や気管挿管、VラインやAラインの確保など、研修医に必須な手技を身につけるべく、上級医の熱いご指導の下、日々奮闘しております。当院の初期研修プログラムでは2ヶ月間の麻酔科ローテーションが必修となっております。将来外科系に進む方は、自科麻酔(麻酔科Dr.ではなく自分達で麻酔をかけること)を行う機会も多いはずなので、当院での麻酔科研修はきっと充実したものになるかと思います。

さて、山形まるごとマラソンというものをご存知でしょうか。当院の研修医は毎年このイベントに参加しており、我々も先日参加してきました。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンライン開催となりました。方法としては、各参加者がスマートフォンに指定のGPSアプリをダウンロードし、各々好きな場所で走り、その結果を集計するそうです。我々は山形市の西公園で、5kmコース、10kmコース、21kmコースを各々選択して走りました。私は5kmにしました(笑)。半数以上の研修医が21kmを選んで皆完走しており、尊敬の念を禁じ得ませんでした。私は5kmなのに筋肉痛に襲われました。筋肉痛は2日後に遅れてやってきました。でもやはり運動は良いですね。青空の下で外を走ると、とても爽快な気分になります。

オンラインマラソン集合
こちらは走り終えた後の集合写真です。みんな良い笑顔です。

話題は変わりますが、オリジナルスクラブ第二弾が完成しました。第一弾については、2020.07.07掲載の研修医M・Iのブログを参照ください。
オリジナルスクラブ

今回は山形県のゆるキャラ「きてけろくん」の刺繍を入れました。可愛いですね。

オリジナルスクラブ

こちらは白バージョンです。きてけろくんの存在感が際立っています。不覚にもこのスクラブを着たいと思ってしまったそこのあなた、是非、県立中央病院で初期研修を。

またまた話題は変わりますが、先日、2020年度初期研修マッチングの中間結果が公表されました。当院は県内で唯一、募集定員を上回る数の学生さんが第一希望を出してくださった様です。ありがとうございます。本来であれば、病院見学に来てくれた学生さんと食事に行ってフランクに色々なお話をするのですが、現在はコロナ禍でそれもなかなか難しい状況です。それでも、当院の雰囲気やプログラムに魅力を感じていただけているのであれば、これほど嬉しいことはございません。来年みなさんと一緒に働くのを、研修医一同、心待ちにしております。6年生の方々はこれから国家試験の勉強が本格化する時期とは思いますが、健康第一で、頑張りすぎずに頑張ってください。陰ながら応援しています。

[ 2020.09.16 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。研修医1年目のY.A.です。
新型コロナウイルスの流行が日常を一変させてから久しいですが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。

現在私は糖尿病・内分泌内科で高血圧専門の先生のもと、研修させていただいております。
原発性アルドステロン症やクッシング症候群と言った二次性高血圧の方を診ることが多く、症例を通して、高血圧の診方を大変丁寧に教えていただいております。また、漢方薬についても教えていただいており、救急外来のwalk inの患者さんで緊急性は否定的だが不定愁訴があって困っている、と言うような方に処方できたら良いなと思って勉強しております。
ちなみに、山形県の高血圧患者数(人口10万対)はなんと全国1位です(!)。山形はおいしいものが多いですからね。自分もラーメンや蕎麦が大好きで、研修先をここに選んだ理由の一つと言ってもいいくらいです。ですが医師が不摂生で高血圧になっては説得力がないだろうと思い、頻繁には食べないように心がけております。
さて、当院の採用試験を受けてくださった6年生の皆さん、お疲れ様でした。手応えはどうだったでしょうか。マッチング順位登録の締め切りまで時間はあると思います。自分に合っている病院はどこか、じっくり考えていただいて、ご縁があれば是非とも来年一緒に仕事しましょう!
また、そろそろ実習も終わって卒業試験や国家試験に向けた勉強三昧の日々になると思います。あくまで個人の考えですが、どこの予備校講座を取るかなどはたいして大きな問題ではなく、モチベーションを失うことなく粛々と勉強し続けることがとにかく重要かなと思います。モチベを保つ上で必要なのは息抜き、ですよね 笑。私は自習室にこもって一人で勉強する派だったのですが、毎日昼食は友人達と一緒に食べ、たまに飲み会や旅行にも行き、といった感じで精神衛生を良い状態に保ちつつ勉強できたなーという気がします。昨今の状況から大っぴらな飲み会や旅行は厳しいかもしれませんが、仲間と助け合いながら頑張ってください。

先月は採用試験の他にも、病院見学でたくさんの学生さんが来てくださいました。お話を聞くと、コロナで臨時休暇が続いたせいで今年の夏休みが2週間しかないとか…。そんな中当院に足を運んでくださりありがとうございます。文章では伝えることのできない当院研修の魅力を肌で感じ取ってくれたらいいなと思います。もう一度見学したいと言う学生さんも、今夏来ていないけど県中に興味あるよーと言う学生さんも大歓迎ですのでどしどし来てくださいね。

虹
↑救急日直が終わって帰る際に虹が出ていました。今日もお疲れさまでした。

[ 2020.07.30 ] [ 研修医の日々の様子 ]

初期研修医1年目のK・Yです。(執筆日:7/19)
新型コロナウイルスは一時落ち着いてきたかに思われましたが、再び感染者増加の傾向にあり山形においても油断出来ない状況となっております。ブログを見てくださっている皆様方におかれましても、お体にお気をつけてお過ごしください。
近頃はジリジリと日が差す日が増えてきて、山形の夏を感じ始めております。県立中央病院(以下県中)に就職してからはや3ヶ月も経過しているということに驚きを隠せません。日々先生方のご指導のもと診療に当たらせていただいておりますが、医学知識や手技はもちろんのこと社会人としての人との関わり方接し方など、学びがたくさんあり充実した毎日を送ることができております。

さて話は変わりますが、8月といえば…、県中のマッチング選考が始まる時期です。受験生の皆様は、ちょうど面接対策や小論文対策に精を出されている頃かと思います。既に多くの6年生の方々に見学に来ていただいており、今から皆さんと一緒に研修できるのを楽しみにしております(かなり気が早いですが笑)。
私自身まだ3ヶ月程しか県中で研修しておりませんが、ここでの研修に大変満足しております。皆様それぞれ研修病院を選ぶポイントは色々あるかと思いますが、私が県中を選んだポイントは約30人と多くの研修医と共に切磋琢磨しながら様々な症例を多く学ぶことができるということ、研修医の教育な場が整っているということでした。
研修医が多いと、症例の取り合いになるのでは?自分ができる手技が減ってしますのでは?と考えてしまう方もいるかと思いますが、心配ご無用です。県中には各科に多くの指導医の先生方が在籍しておられ、症例も豊富にあります。指導医の先生方はもちろん熱心に研修医の指導にあたってくださいますし、当直では2年目の研修医の先生も優しく相談に乗ってくださいます。勉強熱心な先輩と同期に囲まれて刺激的な毎日を過ごしています。

研修医教育の場としては、週に1回、研修医講義、救急レビュー、月に1回青柳バイ菌カンファレンスが行われています。研修医講義では、各科の先生方が救急当直で役立つ知識や手技等をレクチャーしてくださいます。救急レビューは救急当直中にあたった興味深い症例を研修医同士で共有し合う場です。青柳バイ菌カンファレンスは、感染症内科の先生が症例を提示してどのような抗菌薬を使い治療を行っていくかなどを議論しながら理解を深めていきます。たくさんの研修医が参加し、良い成長の場となっています。

最後に受験生の方に向けて、県中の立地、環境についてもすこし触れておきたいと思います。私が県中に最初に来たときは周りに何もないじゃないか…と思いましたが、住んでみると案外そんなことはありませんでした。最寄りの大手スーパーは車で5分圏内です。車で10分ほど行くとイオンがありその周囲にも生活に必要なものや飲食店、娯楽施設などが思いのほか充実しております。また、県中の敷地内になんと駅が存在します(笑)。高速を使えば仙台駅まで1時間で行くことが出来ます。

そんな県中にてみなさんを温かくお待ちしております。

[ 2020.07.07 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

さくらんぼが美味しい季節となってきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?今回のブログは研修医M.Iが担当します。
6/1から学生さんの見学受け入れが始まりました。マッチングも間近となりまして、毎日のように学生さんが見学に来てくれており、活気あふれる雰囲気です。
少しでも気になる方は研修医が実際にどんな生活をしているのか、どんな仕事をしているのか、病院の雰囲気はどうか、やはり一度来ていただいて体感していただくのがいいのかなと思います。

わたしのおすすめポイントとしては、
・建物が綺麗
・教育熱心な先生方が多い
・1年目、2年目の仲が良い
あたりが挙げられます。また、
・電子ジャーナルやUpToDate等、診療に必要な情報が充実している
・研究費があり、4月より研修に必要な書籍等の購入ができる
ことが挙げられ、経済的な不安なく研修に集中することができます。

わたしは最近まで、消化器内科で研修させていただいておりました。消化器内科は消化管チーム、胆膵チーム、肝臓チームと3つに分かれており、指導医の先生を自分で選ぶことができるので自分の興味のあるチームにつくことができます。
わたしは消化管チームでしたが、各種癌や消化管出血のほかに、現在増加している炎症性腸疾患の勉強ができたのが大変良かったと思います。また、1年目のうちに胆膵チームでもお世話になりますし、2年目でもまた消化器内科で研修させていただく予定です。
また、エコーや内視鏡の模型などはもちろんですが、その他の手技も多く経験させていただき、毎日充実した研修を行うことができました。病院全体で研修医を育ててくれる雰囲気があるので、指導医の先生以外にも科の先生方や看護師さん、メディカルスタッフの方々にも支えられ、日々成長することができます。

現在6年生のみなさんはどんな研修医がいるか気になるかと思いますが、現在の1年目は飲み会や歓迎会が全くなかったとは思えないほど仲が良く、また向上心のある人が多い印象です。ぜひ、どんな研修医がいるのか一度見学に来てみてください。

お揃いスクラブ

↑学年でお揃いのスクラブも作りました。

[ 2020.06.11 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

初期研修医1年目のT・Mです。
新型コロナウイルスの感染収束の兆しが見えてきている現状で、当院におきましても減らしていた手術や検査件数も徐々に増えてきており、病院に活気が戻ってきたように感じます。
初期研修医の表情も明るくなるかと思いきや、任される仕事が増えて、当直も本格的に始まってきた中で、死んだ顔をしている1年目が多いです(笑)当直をするたびに2年目の先生は優秀でたくましいなぁと感じています。

さて、私は今志望科の一つである産婦人科を回らせていただいています。
新型コロナウイルスの影響で日頃に比べると手術件数は少ないですが、経膣分娩や帝王切開での経験を重ねることはできており、指導医の先生方にも手厚く指導していただいています。手術が少ない分、日中の空いた時間でキットを使って腹腔鏡下手術や縫合の練習をさせていただいています。
産婦人科の研修医には2〜3日に1回当番があり、お産があれば夜間や休日でもP H Sに電話がかかってきて、分娩室まで猛ダッシュします。分娩室まで5分で着いたとしても、お産が順調すぎてほぼ分娩が終わってしまっている事もあるため、スタートダッシュが肝心になります。
分娩室着いたときに妊婦さんより汗だくな事も度々ありますが、頑張って走ってきたんだなぁと思って許してください(笑)当番の日は常に気を張っていなければならないため、スリルとの戦いですが、非常に充実した日々を送っています。志望科を回っている事で将来の仕事をイメージしやすくはなっていますが、先生方の素晴らしい仕事ぶりと自分の出来なさを痛感しており、日々反省、日々勉強させていただいています。

縫合練習

話は変わりますが、学生さんの病院見学や実習も制限していた中で、なんとか当院の魅力を学生さんに伝えられないかと思い、zoomを使ったオンライン説明会を開催しました。各大学に募集をかけた結果、5月28日・29日の2日間で計46名の学生さんが参加してくださいました。
事前に集めた質問に回答しつつ、チャットで質問を募集して答えていくという形でしたが、学生の皆さんは楽しんで頂けたでしょうか?普段見られない2年目の先生の姿や、給料暴露などもあり、研修医側はとても盛り上がっていました。企画した身といたしましては想像以上の規模となり、大きなプレッシャーを感じながらの配信にはなりましたが、いろんな方が手伝ってくださったおかげで無事終えることができました。
6月からは学生の病院見学の受け入れを再開し、マッチングの日程も正式に決定しました。まだまだ知られていない当院の雰囲気や魅力というものを知ってもらい、来年以降一緒に働けることを楽しみにしています。これからはぜひ直接病院へ見学にいらしてください。

私事ですが、外出自粛中はウクレレの練習に勤しんでいました。去年の夏頃から始めた趣味ではありますが、苦戦しながらも少しずつ成長を感じ取る事ができ、充実した休日を過ごしていました。楽器というものは心を穏やかにさせてくれます。ウクレレは南国に連れて行ってくれます。国家試験の受験期もたまに弾く事で心の安寧を保てた気がします。心の荒みを感じた学生さんには是非おすすめです。


↑2年目研修医の方々 ソーシャルディスタンスを保っているアピールのようです。

1年次集合
↑1年目研修医。わからないことざんまいの日々です。