山形県立中央病院のページトップへ移動する

[ 2016.09.30 ] [ 研修内容の報告 ]

夏の暑さも落ち着きつつあります今日この頃、自分はついこの前いわゆる夏休みを頂いていました、初期研修医のK.Tと申します。夏休み中はもちろん旅行などもしましたが、1日、どうしても病院に行きたくなる日があったのでその日のことをご紹介いたします。

県中では月に2回ほど水曜日に研修医向けの実技の講義、通称クリニカルボードがあります。内容は様々なのですが、自分が夏休み中にあったクリニカルボードの内容はPICC挿入についてでした。PICCとは末梢挿入型中心静脈カテーテル(peripherally inserted central catheter)のことで比較的簡便に行え、普通の点滴では使えない薬剤が使用できるようになるため近年急速に普及してきています。当院でも様々な場面で使われているので、「これはいかねば」と思い予定を空けていたんでした。

講義といっても仕事終わりで疲れている時間からスタートするので軽食を頂きながら、和やかな雰囲気で行われます。その時の写真を掲載いたします。

講習会

もちろん、講義がなくても本などで一通りの勉強はするのですがやはり「百聞は一見に如かず」、文章上で理解するのと実際やるのでは別物ですので、このような機会は非常にありがたいばかりです。今回はエコーをしながらの挿入だったのですが、当てるのが強いと血管をつぶしてしまいますし、弱いとゼリーで滑ってずれてしまう、など今回もたくさんのことを学ばせて頂きました。夏休み中も日進月歩、日々精進、そんなことを実感した一日でした。

P.S.ここしばらくは県立中央病院でのイベントが多くあり、9/25には「あおやぎまつり」、また10/2の山形まるごとマラソンでは研修医がほぼ全員参加します。もしこれを読んでくださっている方で参加なさるかたがいらっしゃいましたら、一緒に完走目指して頑張りましょう!!

ではでは失礼いたします。

[ 2016.09.05 ] [ 研修内容の報告 ]

初めまして。初期研修医1年目のSSです。

だんだん夜も涼しくなってきて、風邪が流行り始める時期ですね。

さて、自分は先月循環器内科で研修をさせていただいておりました。当院の循環器内科研修の特徴としましては心エコーをさせていただける機会が非常に多いことだと思います。
心エコーは循環器内科志望ではなくても、救急当直をする上では必須の検査だと思います。ですので、実際に多くの患者さんに心エコーをさせていただけることは大変勉強になりました。

もう早いもので研修が始まってから5ヶ月がたちます。今月からはまた違う科での研修が始まり、めまぐるしい毎日ですが、指導医の先生からの熱いご指導で充実した研修が送れていると感じております。
写真がありませんでしたので、最近開催された同期の誕生日会の一コマを載せさせていただきます。

誕生日会

[ 2016.08.23 ] [ 研修内容の報告 ]

みなさん、暑い夏もそろそろ終わりへと近づいてきていますがいかがお過ごしでしょうか。
今回は過ぎし7/24に新庄市で行われたJPTECを受講してきましたのでそれについて報告します!

JPTEC(ジェイピーテック)とはJapan Prehospital Trauma Evaluation and Careの頭文字で、
いわゆる「病院前救護」として行うべきことについて一連の過程を学び、実践できるようになるための講習会です。
・・・と言っても容易にはイメージが浮かばないと思いますが、要は、事件や事故が起きて救急車を呼んだ時に、到着した救急隊の方々が「周囲に危険物があるので消防隊を呼んで!」と周囲の安全確保を行ったり、交通事故で事故車内に取り残されている傷病者を車外に移動させ、応急処置を行ったり、傷病者の状態によっては至急で病院に連絡を取り、すぐさま搬送先へと出発したりなど、「救急車が到着した先で救急隊がどのように傷病者と接触し、搬送を行うか(主に外傷患者)」についての講習会です。

朝6時に同期と山形を出発しました。
朝の風景
山形の夏っていいですよね。
山形の夏

ところで、JPTECは「防ぎえる外傷死(Preventable Trauma Death:PTD)」のために、重症外傷傷病者に対して早期に救命のための処置治療を行うことを可能にするために生まれています。救命のためには、限られた時間で様々なことを判断し、行動しなければなりません。そのために、どのような手順を踏み、何を優先し、何を後回しにしてよいかなどを学習し、よりよい医療につなテキストげていくのです。
あまり内容について書きすぎると、JPTECの内容説明のようになってしまうので、このへんで・・・。

講習中の写真はないので、代わりに・・・

我々病院で働く者たちは、普段病院の中で、救急車によって搬送されてくる側しか見ていないわけなので、搬送の際にこのような手順が踏まれているということは日常診療の中であまり意識しませんでした。病院に搬入される以前にどのようなプロセスがあるのかを知っておくのも良いことだと思います。

無事に受講が終了し、修了書をいただきました。
受講修了

講習内容は、我々は普段触れないことが多く、ひとつひとつを実践していくのがかなり大変でした。いつも病院に患者さんを運んでいただいている救急隊の方々には感謝しないといけないなと思いました。次はJATECに向けて頑張りたいと思います!

P.S. 研修医みんなで山形のスイカを食べました。さすが有名な尾花沢のスイカだけあって、美味しかったです☆
すいか

 

[ 2016.07.20 ] [ 研修内容の報告 ]

1年目研修医のM.Sです。
梅雨が終わりに近づき、最近暑い日が続いてきてとうとう夏という感じですね。

さて、自分は先月まで2ヶ月麻酔科を回っており、今月からは救急科を回っております。麻酔科ではあらかじめ問診や術前回診をする時間がたっぷりあるので挿管困難因子や術中のリスクを事前に予想し準備する時間がありました。

ただ救急科では電話が鳴ってから救急車で病院に運ばれてくるまで大体15〜30分、早ければ5分で着いてしまうときもあります。その少ない時間の中で主訴とバイタルから考えられる鑑別疾患を挙げ、それに対する検査をオーダーしなければならないので頭をフル回転で稼働させなければなりません。
まだまだ当直でwalk inの患者さんを見ることにも完全に慣れたわけではないので、それより重症であろう救急車搬送の患者さんを診察することに不安はありますが、当院の救急科には救急専門医の資格を持っていらっしゃる指導医の方々が多数いらっしゃるので救急診療の仕方をきめ細やかにアドバイスしてくださりとても心強く大変勉強になります。
当院の救急科では2ヶ月目からドクターヘリに乗るチャンスがいただけるので、来月には立派な「フライトドクター」として飛び立てるよう日々精進していきたいと思います。

ドクヘリ

[ 2016.07.11 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。研修医1年目のT.Kです。
4月から2ヶ月半、循環器内科で研修し、仙台で症例発表を経験させてもらったのでそのことについて書きたいと思います。

時と場合によりますが、発表がある期間にその科をまわると「発表してみる?」と声をかけていただけることがあります。わたしも声をかけていただき発表することになりました。基本的に抄録とスライドを作ります。初めての発表だったので先生に抄録の作り方やスライドの作り方、パソコンが苦手だったのでパソコンの使い方まで教えていただきました。無事に完成し、自信たっぷりで発表前日、同期のT.IさんとS.Sさんの前で発表練習をしたのですが、質疑応答が殺到し、不安いっぱいで当日の朝を迎えることになりました。発表当日は循環器研修終わりの土曜日だったので、お昼にお疲れ様会も含めたイタリアンでのランチをごちそうになり会場へ向かいました。本番は、質疑応答で答えられない部分は先生も助けてくれたため、無事に終了しました。場合によっては質疑応答で他の先生が答えられない時もあるみたいなので注意が必要ですね。

約3ヵ月の研修を通して思うことは、経験できることは何でも経験した方がよいということです。あと、努力は裏切らないということを循環器の先生から学びました。

勉強しなきゃと思う日々ですが、毎日楽しく研修させていただいております。写真がないので、症例発表したスライドの1ページをのせたいと思います。

学生の皆さま、見学やマッチング心よりお待ちしております。

学会スライド

[ 2016.07.01 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは。
研修医1年目のT. I.です。6月から2ヶ月間麻酔科で研修をしている最中で、その麻酔科研修も約1か月が経ちました。
ここ山形県立中央病院は研修医全員が、2ヶ月間の麻酔科での研修をすることになっていますので、県立中央病院の研修医が麻酔科でどのようなことやっているのかがわかるように書きたいと思います。

まず、麻酔科研修医がやることとして
・手術中の麻酔の導入、維持、覚醒
・手術の前後の診察
・手術前に当日必要な数のAライン(動脈血ガス採血に必要なルート)作り
・当日自分が入る手術のプレゼンと、機械や薬剤の準備。
・手術前日に病棟看護師さんへの指示出し(禁食・禁水分の指示出し、前投薬の有無の確認など)
・麻酔当番の日は緊急手術の際には麻酔をかけるので、その対応と呼ばれるかもしれないのでその待機
・2ヶ月間の最終週での抄読会発表
まとめると以上のことになります。

麻酔科研修医のタイムテーブルとしては
・7:15〜30-  担当する患者さんの手術室の準備。人工呼吸器の設定、挿管の準備を済ませます。
・7:40-  Aライン作り。空気が入らないように作るのはなかなか難しいです。
・8:20-  朝のカンファレンス。担当する患者さんのプレゼン、挿管困難が予想されるなど、麻酔のリスクについて他の先生も交えて話し合います。
・8:45-  手術開始。各々のオペ室で麻酔の導入、維持、覚醒をします。
・手術終了〜17:15  患者さんを手術室の出口まで見送りに行きます。また翌日手術予定の患者さんの術前診察、そして前日に手術した患者さんの術後診察に行きます。
・17:15- その日の手術の進行度合いにもよりますが、進行中の手術が1〜2件ほどになり、手術がその日当番の先生に引き継ぐことができそうになったら、当番でない場合は解散となります。当番の場合、その日の予定手術は基本的に最後までは麻酔をかけます。深夜に緊急手術で呼ばれることもありますが、もう一人の当番の先生が「明日も朝イチから手術あると思うから最後まではいなくていいよ。明日もがんばってね。」と言ってくださり、緊急手術となった患者さんの診察と導入だけで帰宅することもありました。

麻酔科で1ヶ月研修してみての感想ですが、麻酔の維持を研修医一人で行うことが多く、挿管や薬剤の調製など実際に手を動かすことが多いと感じました。また自分で昇圧剤など薬を静脈から入れた場合、すぐに血圧が上がったりと目に見えて体の変化がわかったりとすぐに効果が現れておもしろいなと思いました。点滴のための注射や、橈骨動脈に穿刺するための注射もほぼ毎日行っているため当初に比べ徐々にコツを掴んできていると思います。
残り約1ヶ月の麻酔科研修ですが、1ヶ月目以上に自分から能動的に動けるように頑張っていきたいと思います。

手術室の様子↓↓
手術室

 

[ 2016.06.22 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは、研修医1年目のS.Sです。
ブログを早く書け、早く書け、早く書けとブログ係のTKちゃんに何度も叱られたので書きたいと思います。

病棟デビューして早2ヶ月、毎日が新しい知識や手技で一杯で、少しずつ進歩しているような気がする今日この頃です。何もできない無力感に立ち尽くす(主に救急外来)ことも多いですが、何とか過ごしています。
4、5月と私は外科の肝胆膵チームで研修させていただいておりました。T君のリクエストもありまして、今回のブログは外科の研修について書かせていただきます。外科研修医の主な仕事は、朝の採血、開腹手術のときの鈎引き、内視鏡手術の時のカメラ持ち、病棟ファーストコール、緊急手術の鈎引き当番です。あとは腹腔穿刺やPICC挿入などの手技、術前カンファの資料作りなどなどです。

以下に大体の1日の流れを紹介します。これに加えて曜日ごとに各種カンファなどが加わります。

7:15-8:30 朝のカルテ回診、病棟回診、カルテ記入
8:45-   午前中の手術室入室、オペ
9:30-   研修医採血(オペない日、オペに遅れてきていいよと言われた時)
-16:00   病棟の患者さんの各種検査、PICC挿入などの手技
16:00-   夕方のカルテ回診、病棟回診、カルテ記入
17:15      何もなければ終了。鈎引き当番や病棟ファーストコールを待ちながら医局にいたり家に帰ったりする。

このブログは県中をマッチングで受けようと思っている学生がご覧になっていることもあるかと思いますので、上記仕事内容を具体的に紹介したいと思います。

・朝の採血:最も基本的な手技である採血を早くできるようになれとの外科の先生のはからいで、4月に外科を回るとやらせてくれます。毎日大体5-10人の採血を行います。

・鈎引き:術野を広げる器具、鈎。これを引く。言葉で言えばそれだけです。ただ実際はいろんな意味でそんなに単純ではない時があります。ガウンを着ると体はポカポカにあったかくなります。

・病棟ファーストコール:私の場合は3週目からこの役目をやらせていただきました。術後の腹痛が強い、便が出ない、お腹がパンパンに張ってきた、ドレーンの排液性状が赤くなった、白くなった、NGTが抜けた、など様々な内容のコールが看護師さんからかかってきます。どうすればいいのか全くわからない時が沢山あります。最初は『上の先生に相談して折り返し連絡します。(汗)』みたいなことしかありませんでした。上の先生方は皆さん優しく指導してくださる先生だったのでなんとか乗り切ることができましたが、看護士さんたちには迷惑かけまくりだし、もう本当にプチパニックの連続でした。ちなみにこのファーストコールは24時間、毎日かかってくる可能性があります。非常に勉強になります。

・緊急手術の鈎引き当番:これは一緒に外科を回っている研修医と持ち回りでやります。4月は研修医3人、5月は2人だったので、それぞれ3日に1回、2日に1回だったわけです。緊急手術がある確率は大体1/3くらいだったかと思います。夜中の手術はさらにその1/3-1/4くらいだったような。手術の最後には縫合など色々やらせて頂ける時もあります。

大まかにはこのような研修を送りました。肝胆膵チームの先生をはじめとして、外科の先生方には本当に何から何まで手取り足取り教えていただきました。どの先生も本当に指導熱心な先生、優しい先生ばかりで大変お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

最後に、山形県立中央病院をマッチングで受けようかと思っている学生の方々、是非一度見学に来てください!お待ちしています!個人的には山大、東北大以外の大学からも気兼ねなく来て欲しいです!!僕は某私立大学卒ですが、アウェイ感を感じることなくとても楽しく毎日を過ごしていますよ(^D^)!!

最後にこないだの集会室での誕生日会の写真を貼ります。私含め何人か写っていませんが、同期一同、皆さんの病院見学・実習いつでもお待ちしています!

集合写真

[ 2016.06.14 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

前回のブログの写真に写っているブログ係のTYがブログを更新します。

6月に入りまして、多くの仲間のローテート科が代わりました。医師免許原本も郵送されてきました。私も神経内科から循環器内科に代わり、新たな気持ちで研修に臨んでいます。1か月半の神経内科研修では採血や腰椎穿刺等の手技やカルテ記載・内服薬や点滴の調整といった病棟業務から救急室での神経系の救急患者対応まで幅広く習得することができました。2年間の研修の基礎を神経内科の先生方に作って頂きました。この場をお借りして神経内科の先生方や7東病棟の看護師の方々に感謝申し上げます。

さて、話題は変わりますが、私たち研修医が普段どのようにして勉強しているのかを一部紹介したいと思います。

まず「研修医講義」や救急症例をディスカッションする「救急Review」、クリニカルボード、ABC(青柳ばい菌カンファレンス)等、指導医の先生方がお忙しい中指導して下さる定期的な勉強会が数多くあります。勉強中
また、普段の研修や当直から生じた疑問点や不明点を書籍やインターネットでこまめに解消するように努めています。研修医向けの良質な本は多く、日々の研修に直接活かせたことが多々ありました。
写真は当直で診た疾患を「ハリソン内科学」で復習している私です。当直で経験した症例を集会室で教え合う自主的な勉強会も開かれているようです。

学会参加科によっては抄読会があり、英語論文を読んで発表します。学会に参加したり、地方会で発表させて頂く機会も多くあり、院外からのinputやoutputも盛んに行っています。私も4月に日本泌尿器科学会総会に参加し、尿路感染症への理解を深めました。11月に開催される日本救急医学会にも参加する予定なので、今から楽しみにしています。

 

以上いろいろ書きましたが、少しでも医師としてステップアップできるようにこれからも日々研鑽を積みたいと思っています。そのための環境は山形県立中央病院にはすべて揃っていると感じています。学生の皆さんの病院見学やマッチングを心よりお待ちしています。

 

[ 2016.05.11 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

こんにちは!1年目研修医のDNと申します。
先日、ブログ係のY君からなぜか要請を受けまして、ブログを今回書くことになりました。
1年目のトップバッターなのでちゃんと真面目に書きます(笑)

先月4月18日から我々1年目研修医たちは病棟に出て働くようになりました。
カルテの使い方、指示出し、などなど慣れないことばかりであり、日々悪戦苦闘していますが、指導医の先生方や2年目の先生方に手取り足取り教えて頂き、毎日過ごしております。
因みに私は現在、消化器内科を回っています。外来や救急でいらっしゃる患者さんの問診や診察をしたり、内視鏡で手技をさせていただいたり、研修医同士でエコーをしたり、病棟の採血をして回ったりと、大変充実した毎日を送っております。
まだまだ力になれない未熟者ですがorz早く上の先生方のようにもっとバリバリ働けるようになりたいものです!

さて、気分を変えまして。すこーしだけ前の話になるのですが、3月30日、31日の2日間(あ、割と前でしたね)、1年目研修医のみんなで山形県天童市にある「ホテル王将」にて温泉旅行に行ってきました!
過去のこのブログにもあるのですが、例年、1年目研修医は2年目研修医の先輩方のアドバイスを受け、4月になる前に温泉宿に宿泊するという伝統(?)があります。
お互い、初めて顔を合わせる人、初めて話す人などがいましたが、お酒とお料理と温泉の力も借り、すぐに盛り上がることが出来ました。

懇親会親睦会

写真は楽しい思い出のほんの一部です(笑)
まだみんなと出会ってから1か月半位なのですが、同期研修医のみんなの熱心な研修態度、勉強姿勢、考え方などに日々刺激を受けています。
同期というのは研修をするにあたり、非常に重要なファクターなのだと実感しました。
2年間をこの大切なメンバーで無事に乗り切りたいものです。

では、これからもよろしくお願いいたします(^ω^)

[ 2016.02.02 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]

久しぶりです。1年目のY.Yです。ブログを催促されて以来書かずに過ごしてきてしまい2年目の先生方をはじめ皆にはご迷惑をおかけしました。心を入れ替え真面目に書いていきたいと思います。

さて、早いもので研修が始まってから10か月が経ちました。私事ですが、7月から12月までは麻酔・救急・外科と2か月ずつの研修をしてきたため夏も秋もあっという間に過ぎて気づいたら新年だったみたいな感じです。

1月は消化器を回り内視鏡検査を徹底して教えてもらいました。指導医の先生や上級医の先生方が検査しているのを見ていると自分もそのようにできるんじゃないかと錯覚してしまうんですが、実際やってみると見ているのとは全く異なり、内視鏡をもつ手、腕、姿勢、指先まで全てがうまくいかないと自分の思った通りにスコープを進め合わせることはできずとても苦労しました。引き抜きなどは少しずつできるようになってきたとは思いますがまだまだ鍛錬しないといけないと思います。一か月の研修期間は久しぶりだったのですが、あっという間に終わってしまいもう少し勉強したかったです。2年目にまたとりたいと思います。指導医のF先生を始めとする先生方、内視鏡室や病棟のスタッフの方々には色々とご迷惑をおかけしましたが大変有意義な研修ができました。ありがとうございました。

2月からは小児科を回りますが、まだまだ救急外来でも苦手意識があるので少しでも慣れていければと思います。

さてさて、早くて今週の土曜日からは医師国家試験が始まりますね。去年の今頃は、ターゲットと回数別をひたすら繰り返していました。自分は模試が中の下から下の上くらいで必修もとんでもなく悪い結果をだしていたため一抹の不安を抱えながらもなんとかなるさと楽観的に考えて本番を迎えました。自分は東海地方のG大学出身なので名古屋にバスで前日入りしてTECOMの直前講習を受けていざ本番となりました。試験会場につくとすごい人がいっぱいでこれ全てが医学生なんだと少し驚きましたが、気持ちを落ち着かせAブロックを解き始めました。難しかったという印象でした。ダニの写真も出ましたし。友達と答え合わせをするとだんだん自信がなくなり最後にはお互いもうやめようみたいな雰囲気になりました。Bブロックも自分には難しくCの必修もその流れで結構ひどくやられてしまい1日目は散々でした。夕ご飯もみんなで食べに行ったけれどあーだこーだと言いながら自分は必修落ちの危機に瀕していました。夜はもう一度復習を死にもの狂いでやり2日目に臨みました。2日目は結構できて3日目で挽回できました。あきらめないことが大切だと実感しました。バスの帰りはかすかにきこえてくるできるやつの自己採の解答に聞き耳をたてながらうとうとしてましたがなんとなく大丈夫な感じがしたので安堵したのを覚えています。試験が終わったら自己採して旅行に行って帰ってきたら卒業式のまえに合格通知が来てと慌ただしい一か月半でした。

だらだらと昔の思い出を書いてしまいましたが来年入ってくる学生のみなさんも頑張ってください。心から応援しています。救外でもインフルエンザや胃腸炎も流行り始めているのでくれぐれも体調には気を付けてください。では健闘を祈ります。