皆さんこんにちは、1年目研修医のT.Iです。最近めっぽう寒くなりましたね。このブログを見ている多くの医学生の皆様、特に6年生は国家試験というビッグイベントがありますが体調を崩さないように気を付けてくださいね。
現在、私は小児科で研修をしています。小児科では外来から入院になった患者さんの問診、診察、採血、ルートキープなどを行い、上級医の先生方と相談して抗生剤などの治療方針を決定します。今の時期は肺炎、1歳未満のRS感染症、胃腸炎などが多く、熱性けいれんやてんかん発作が時期によらず一定数いるといった感じです。だいたい1週間もしないうちに退院しますが、中には挿管まで進んでしまうケースもあります。私も今月数例経験しました。重症なお子さんもいますが基本的にはみんな元気いっぱいです。なので採血点滴の際は大変苦労します。毎日冷や汗をたくさんかきながら、最近ようやくそれなりに採血点滴が行えるようになりました。皆さん、看護師さんの力は偉大ですよ。小児の採血を行うようになればきっとわかります。そして小児科研修中に当直を行うと大人の採血の際に一番細い針でさえとても太く見えて、問題なく入るか一瞬不安になります。先に小児科を回った同期に聞いても同じ意見でしたので、小児科あるあるなんじゃないかと個人的には思います。
また、県中ではNICUがあるので小児科研修中に数日NICUで研修を行うことができます。超低出生体重児や先天性疾患のお子さんの管理から日齢数日の新生児の診察、退院後のフォローアップなどを勉強します。小児科研修中は時間的な制約がありますが、2年目のローテーションではNICUも選択できるので興味のある人はぜひ選択してみてはどうでしょうか。
写真は小児科で行われたクリスマス会の様子です。入院中に子供たちがさみしい思いをしないようにサンタさんが病室を回ってプレゼントを配り、記念撮影をします。サンタさんがよくわからないくらい小さいお子さんもいましたが、喜んでくれる子も多かったです。NICUでも別の日にクリスマス会が行われました。
小児科の先生方は皆さん優しく、かつ教育熱心な先生が多いです。疾患に関する知識はもちろんですが、特にムンテラの仕方は大変勉強になると個人的には思います。
それでは、6年生は風邪などひかないように気を付けてこれからの試験を乗り切ってくださいね。5年生以下の皆様は見学、実習でお会いできるのを楽しみにしています。