こんにちは。二年目なりたて研修医のY・Kです。
先輩方が一人ひとり研修医室から去っていく後ろ姿や、空き机の数が増えていくのを寂しく眺めていた3月末…。そんな寂しさも束の間、とても元気な1年目の皆さんが研修医室に仲間入りしました!
このコロナ禍の中、卒業式の自粛、卒業旅行の自粛と、国家試験後の人生最後の夏休みを奪われた非常に不憫な代ですが、そんな中でも元気で明るい1年目のみなさん。1年前に先輩方からフレッシュだね~と言われていた我々の若々しさはどこへやら、今や我々が1年目の眩しさに目を細めてしまいます。いいね、いいね、夢と希望に満ちてるね。
こんなご時世なので、毎年恒例の1年目の歓迎ボーリング会も中止に。当院は研修医参加のイベントが多数(7月BBQ、8月花笠まつり、10月芋煮会、11月マラソンetc..)ありますが、どこまで例年通り決行できるでしょうか…。世の中が落ち着いたら、盛大に歓迎しましょうね。
時間外も遅くまで研修医室に残って勉学に勤しんでいます。
真剣な眼差し…
苦楽を共にする仲間です。どうぞよろしくね。
ここからは研修医の当直について記載しようと思います。
基本的に当院の研修医の救急当直は月3~4回、主にwalk inと言って、救急外来に歩いていらっしゃった患者さんの診療を行います。二年目の秋頃から、救急車secondといって、救急車で来院した患者さんの診療に携わります。
はじめはWalk inのみと言っても侮ることなかれ、(山形の患者さんは辛抱強いのか?)心筋梗塞、脳梗塞、急性膵炎、汎発性腹膜炎etc. 時には転落外傷まで!なんでも来ます。(もちろん、咽頭炎や中耳炎、急性胃腸炎等common diseaseが多いですが)必要十分な検査で軽傷患者の中に紛れ込む重篤な疾患を見つける術をおのずと考えるようになるので、勉強になると思います。
基本的にwalk inは1年目と2年目が1人ずつの計2人で対応します。毎年1年目は4月に数回当直見学を行い、GW明けからもう1人別の2年目のバックアップがついた状態で当直がスタートします。私も去年の今頃に初当直を迎えました。はじめは毎回緊張と不安でバクバクしていましたが、先輩が「困ったら何でも聞いてね、困らなくても声かけてね」と優しく気遣ってくれ、なんとか1回1回こなすことができるようになっていきました。症候別の鑑別、診察後の患者さんのフォロー、上級医へのコンサルトの作法等々、何もかも教えていただき、また落ち込んだ時には励ましてくださった1個上の先輩方。当直翌日に私のカルテを印刷し、添削・コメントを記載して机の上においてくださる先輩もいらっしゃいました(進〇ゼミの赤ペン先生のようでした)。あの頼もしさ、あたたかさを目指して2年目の日々を送っています。
自粛期間のゴールデンウイーク、皆さんはいかが過ごされましたでしょうか。やはり外に出られないのは鬱々としてしまいますが、家の中、病院の中、教科書の中、色々なところに楽しみを見つけて過ごしていきたいですね。
それでは失礼します。