初期研修医1年目のT・Mです。
新型コロナウイルスの感染収束の兆しが見えてきている現状で、当院におきましても減らしていた手術や検査件数も徐々に増えてきており、病院に活気が戻ってきたように感じます。
初期研修医の表情も明るくなるかと思いきや、任される仕事が増えて、当直も本格的に始まってきた中で、死んだ顔をしている1年目が多いです(笑)当直をするたびに2年目の先生は優秀でたくましいなぁと感じています。
さて、私は今志望科の一つである産婦人科を回らせていただいています。
新型コロナウイルスの影響で日頃に比べると手術件数は少ないですが、経膣分娩や帝王切開での経験を重ねることはできており、指導医の先生方にも手厚く指導していただいています。手術が少ない分、日中の空いた時間でキットを使って腹腔鏡下手術や縫合の練習をさせていただいています。
産婦人科の研修医には2〜3日に1回当番があり、お産があれば夜間や休日でもP H Sに電話がかかってきて、分娩室まで猛ダッシュします。分娩室まで5分で着いたとしても、お産が順調すぎてほぼ分娩が終わってしまっている事もあるため、スタートダッシュが肝心になります。
分娩室着いたときに妊婦さんより汗だくな事も度々ありますが、頑張って走ってきたんだなぁと思って許してください(笑)当番の日は常に気を張っていなければならないため、スリルとの戦いですが、非常に充実した日々を送っています。志望科を回っている事で将来の仕事をイメージしやすくはなっていますが、先生方の素晴らしい仕事ぶりと自分の出来なさを痛感しており、日々反省、日々勉強させていただいています。
話は変わりますが、学生さんの病院見学や実習も制限していた中で、なんとか当院の魅力を学生さんに伝えられないかと思い、zoomを使ったオンライン説明会を開催しました。各大学に募集をかけた結果、5月28日・29日の2日間で計46名の学生さんが参加してくださいました。
事前に集めた質問に回答しつつ、チャットで質問を募集して答えていくという形でしたが、学生の皆さんは楽しんで頂けたでしょうか?普段見られない2年目の先生の姿や、給料暴露などもあり、研修医側はとても盛り上がっていました。企画した身といたしましては想像以上の規模となり、大きなプレッシャーを感じながらの配信にはなりましたが、いろんな方が手伝ってくださったおかげで無事終えることができました。
6月からは学生の病院見学の受け入れを再開し、マッチングの日程も正式に決定しました。まだまだ知られていない当院の雰囲気や魅力というものを知ってもらい、来年以降一緒に働けることを楽しみにしています。これからはぜひ直接病院へ見学にいらしてください。
私事ですが、外出自粛中はウクレレの練習に勤しんでいました。去年の夏頃から始めた趣味ではありますが、苦戦しながらも少しずつ成長を感じ取る事ができ、充実した休日を過ごしていました。楽器というものは心を穏やかにさせてくれます。ウクレレは南国に連れて行ってくれます。国家試験の受験期もたまに弾く事で心の安寧を保てた気がします。心の荒みを感じた学生さんには是非おすすめです。
↑2年目研修医の方々 ソーシャルディスタンスを保っているアピールのようです。