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研修医生活もろもろ

[ 2011.09.26 ] [ 研修医の日々の様子 ]

こんにちは。
いつの間にか糸結び科志望になってしまった研修医Kです。
すっかりこのブログの締め切りを失念していたところ、同期のA先生の叱責、およびその場いた同期の−196℃の視線を受けまして今慌てて書いています。

医師になって本当にあっという間に半年が過ぎました。
外科ローテーションに始まり、循環器内科、そして今は麻酔科4週目が始まったところです。挿管、Aライン確保、硬膜外麻酔、末梢神経ブロック等、麻酔科ならではの手技が盛りだくさんで日々修行中です。Aラインなどはなかなか入らないことも多く、私が幾度と無く失敗した後に指導医の先生が1回でサラっと入れてしまうなんてことも日常茶飯事です。抹消点滴ラインでもものすごくよく見えているのにいざ射してみたら血管に逃げられるなんてことも。凹みます。ちーん。
研修医の仕事は各科病棟業務がメインですが、その他大きなものとして当直があります。当直は平均月に3回ほどあります。初期研修医が診る患者さんは、基本的に自分で来院された方(Walk-in)です。私はいわゆるよく引く方らしく当直の日は朝まで一睡も出来なかったなんてこともよくあります。Walk-inの患者さんのみとは言っても中には脳出血のような重篤な患者さんもいらっしゃいますので当直中は全く気を抜けません。初めての当直の際には患者さんの話を伺ったら、とりあえず2年目の先生に相談して指示を仰ぐというような本当におんぶにだっこ状態でした。それに比べれば、今は多少なりとも鑑別を上げながら問診したり、検査を組み立てたりできるようにはなりましたが、当直終了後は本当にあの診断でよかったか、とか不要な検査をしてしまったのではないかなど、反省点で埋め尽くされます。

さて続いて、去年の先輩方も書いていらっしゃいますが、研修医の住環境について書いてみます。我々初期研修医の多くは県立中央病院から徒歩3分、JR南出羽駅から徒歩30秒の医師官舎に住んでいます。この官舎、もともと家族用に設計されたらしく一人暮らしには贅沢すぎるほど広いです。有効活用しきれておりません。風通しがすこぶる良いので夏はなかなか快適ですが冬は寒そうです。エアコンに加えて石油ストーブも場合によっては必要かもしれません。県立中央病院は山形市中心部から少し離れたところに位置しておりまして、周りは基本的に田園です。したがって虫多めです。日用品の調達や外で夕飯を食べに行くなんて時にはもっぱら嶋地区へ行くことになります。日常生活を送る上での移動距離の長さを考えるとやはり山形での生活では自動車を持っていたほうが断然便利です。

半年働いてみて、ちょっとは成長してるかな、なんて部分はまだまだ微々たるもので、日々反省することの方が圧倒的に多いけれど、熱心な指導医の先生方や研修医の先輩、そして同期に助けられながら、楽しく研修生活を送っております。

では、次回(と言っても近日かな…)は才色兼備のG医師がお送りいたします。