[ 2012.07.18 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]
どうも~、研修医1年目のIです。
1年目の最初ということで、新人研修医の近況を書いてみたいと思います!
病棟デビューしてから早3ヶ月。時間が過ぎるのはとても速いですね…もう3ヶ月も経ってしまった!という感覚です。デビュー当時は、仕事が始まることへ期待をしつつも不安の方が大きく、ちょっとした失敗などで凹んだりしていましたが、先輩方の励ましをもらったり、同期同士で励ましあったり、相談したりしながらなんとか乗り切ってきたなと思います。今は少しずつではありますが仕事にも慣れ始め(まだまだ全然未熟ですが…)、空いた時間に勉強したり、同期や先輩と飲みに行ったりとそれなりに充実した日々を送っています。
研修科ですが、自分は7月から小児科をローテートしています。やっぱり大人と違って、聴診器を見せただけで泣いてしまう子や、咽頭の診察時に中々口を開けてくれない子がいたりで
「痛くないよぉ~もしもしするだけだよぉ~」
「ちょっとだけ我慢できるかなぁ~?えらい!お利口さんだね~(なでなで)」
という言葉を普段では絶対発さない口調で連発しながら同期のN君とともになんとか回診をしています(笑)
そんなことも含め子供たち相手に日々悪戦苦闘をしてはいますが、小児科の先生方の指導を仰ぎながら、血管の見えにくい子のライン取りなど手技的なことも少しずつ上達したり、入院時にぐったりして全然元気のない子たちが元気になって退院していく姿を見ることができたりなど嬉しいことも多々あります。あと、子供の笑顔はやっぱり癒されますね~
さて、話は変わりますが、先日2年目研修医のM先生、A先生とともに東北大学艮陵協議会というものに参加してきました。名前は堅苦しい感じがしますが、中身はただの病院の宣伝+懇親会(という名の飲み会)です。以前病院見学に来てくれた学生や部活の後輩なども含め、多くの学生が山形県中のブースに足を運んでくれました。気が早いかもしれませんが、来年どんな後輩研修医たちが来てくれるのか楽しみです!
で、さらに肝心な(!?)飲み会はというと「仔虎」という焼肉の店で行いました!仙台に住んでる人なら一度は聞いたことあるというくらい有名なお店です!2次会も全員参加してもらって海鮮系のお店で行いました。1次会も2次会も質、量ともに満足してもらえたかなと思います!美味しい焼肉、海鮮、酒のおかげもあってかだいぶ場も盛り上がり、記念写真も撮ってしまいました。来年あるいは再来年一緒に働くことになるかもしれないけど、その時はよろしく!
ということで以上、近況報告でした。これからはイベントシーズンで花笠祭り、芋煮会、忘年会などなど盛りだくさんで楽しみが尽きませんね!次回は天使のような美声を持つと言われるA先生のつぶやきです。乞うご期待!
[ 2012.06.04 ] [ 研修内容の報告 ]
はじめまして2年目研修医のNです。本当は4月担当だったのですが、気付いたらもう5月の下旬です。時の流れは早いもので、いつの間にか研修医生活も2年目を迎えてしまっていました。今年、1年目の研修医は9人と例年よりやや少なくなってしまいましたが、優秀な人ばかりが集まっています。日当直では僕ら2年目が教える立場となってしまったため、去年とは違った緊張感があり気が抜けない毎日です。
さて今僕は、月山や山菜で有名な西川町に地域実習に来ています。山形市からは車で30~40分とそこそこ近いのですが、かなりの田舎です。西川町立病院がある間沢地区はコンビニなどもあり、ある程度お店などもあるのですが、大井沢・岩根沢・小山などは田舎の中の田舎といった感じです。特に小山地区は往診に行った先生が吹雪で遭難しかけたり、雪崩に巻き込まれそうになったりするというくらい奥地にあります。こういう話だけ聞いていると、西川町はとんでもなく危険な場所のように感じますが、実際に行ってみると、空気はきれいで、水や山菜が美味しく、緑が豊かないいところです。温泉も近くにあり、仕事帰りは毎日の様に行っています。忙しい研修医生活で溜まった疲れを取るにはもってこいな場所です。
西川町は一番人口が多い世代が80歳以上の世代という高齢化が進んだ町なので、中央の大きい病院では見れない医療を見ることができます。大井沢・小山・岩根沢の診療所に行き、その地域の人たちを診察したり、個人の家に往診に行ったり、小学校の健康診断をしたりと、様々な体験ができます。地域医療の大切さや・高齢化・少子化の進んだ社会の問題点などは実際に体験すると今までとは違った考え方をもてると思います。
なんだか真面目な話だけになってしまいましたが、地域実習はこんな感じです。
【病院からの風景】
【西川町立病院】
[ 2012.03.16 ] [ 研修内容の報告 ]
はじめまして!1年目研修医のNです。
そろそろ私達の研修1年目が終わろうとしています。4月から新しい1年目の先生が来てくれると思うとワクワクがとまりません(*^_^*)
…ということで、1年間近く私が県中で研修をさせていただいて、やっぱり県中選んでよかった!って思えたことを紹介したいと思います。
POINT1 同期が多い
ここ県中は山形県内の病院の中でも研修医の人数が多いです。男女の割合はだいたい2:1くらいです。仕事は楽しいけど、やっぱりときどきつらいこともあります。そんなとき助けてくれるのがなんといっても同期!モヤモヤした気持ちも同期と共有すれば、なーんだ、みんな同じこと悩んでるんだ!って気持ちが軽くなります。同期との夜の一杯は明日の元気の源です。
POINT2 どの科も充実している
学生のみなさんも研修前からいろいろ志望科があると思います。自分の志望科が充実しているかどうかは研修先を選択する際に重要ですよね。でも、実は研修が始まると志望科が変わってしまう人がいます。私もその一人です。だって、どの科に行ってもすっごく楽しいんだもん!でもこの現象は私だけではなく、同期のうち半分近くの人が今もどの科に進むか迷っているみたいです。こんなとき、どの科も充実している県中はオススメです。私もあと1年かけてじっくり悩みたいと思います。
POINT3 多くの先生が研修医を気にかけてくれる。
研修医になりたてのころの話ですが、仕事中エレベーターに乗って病棟に向かっていると、たまたま他科の上の先生と一緒になりました。あまりお話したことはなかったのですが、私に「どう?研修楽しい?なにか困ったことはない?」と声をかけてくださいました。「なにかあったらすぐ言えよ―」とも言って下さり、本当に嬉しかったのを覚えています。また私達研修医の要望も、すぐ病院全体の議題として取り上げられ、必要性が認められれば即採用されます。県中は大きな病院ですが、とってもアットホームな雰囲気があると思います。
他にもまだまだオススメPOINTがあるんですが、あんまり長くなっても仕方ないので、興味がある方はぜひぜひ病院見学にいらして下さい。研修医全員が多くの学生さんとお話できるのを楽しみにしています。ちなみに、よく学生さんに「研修ってどうですか?つらくないですか?」と聞かれますが、私は「めっちゃ楽しいよ!」って即答しています。
話は変わりますが、最近の県中ニュースとして、3/1から県中にスタバがオープンしました。仕事中の気分転換にオシャレにスタバを活用させていただいてます。
では、次は売店のまんじゅうにハマり中のN君にバトンを渡します。
[ 2012.02.09 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]
明けましておめでとうございます!遅いですね、すみません。研修医1年目のTです。
今年もよろしくお願いします!
というわけで、年末年始と最近の研修について少々触れていきたいと思います。
年末には4月から県中に研修医としてスタートする6年生と交流会もありました。みんな勢いがありましたね!
国家試験も大丈夫でしょう!頑張ってください!
僕は12月31日麻酔科当番だったわけですが、案の定緊急オペに呼ばれました。年をまたぐギリギリで手術は無事終了しました。手術に携わった皆さんとお疲れ様でした。そして今年もよろしくお願いします、と挨拶を交わし。
あぁ、仕事気持ちいいなんて余韻にひたってもいいじゃない。
1月1日は日直でした。年末年始の日当直は忙しい、という話で気合いを入れて臨みましたが、今年は何といってもビッグイベントが。
そう。それは・・・
「電子カルテ導入」
キターー(・∀・)ーー
我らが県中にもぴっかぴかの電カルが☆
操作方法の予習は十分重ねたものの、実際始まると混乱気味。。しかし何とか当直へ引き継ぎました。
電カルについては多少の混乱はあるものの、よりよい診療のツールとして活用し、患者さんと接していきたいと思います。
そして現在は救急科で研修中です。
研修医1年目で揃えたスクラブ。気が引き締まります。
名前も入ります。ほら!
「やまがたのやまちゃん」。
救命士さんとJPTECについて学んだり。
CPA!ACLS!チームの一員として全力を尽くします。
日々急患室にて格闘中です。
ドクターヘリ導入についても動いてます。アツい!
また、近年まれに見る大雪で日本全国大変なことになっていますね。
急患室では交通事故や雪下ろし外傷。。
本当に気を付けてください!
皆さんの安全と健康を祈りつつ、明日からも頑張ります!
[ 2011.12.28 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]
こんにちは、1年目研修医Sです。
現在は内科糖尿病で研修させていただいております。糖尿病の教育入院を中心に、上級医の先生の下で他科の患者さんの血糖コントロールにもたずさわらせていただいております。教科書にはインスリン量の調整法なんて書いてあったりしますが、やはり一番大事なのは経験!!上級医の先生の「だいたいこんな感じでどうかな?」という方法がぴったりであることが多く、とにかく驚きの一言。これからの高齢化社会、専門が何であれ糖尿病は必須の疾患なので、非常に勉強になりました。他に糖尿病教室で患者さんに簡単な講義も担当させていただきました。自分の勉強になるし患者さんも真剣に聞いてくださるので結構楽しいです。研修生活のおすすめです!
そんなこんなで、今年も年の暮れで病院も年末体制に入ろうとしています。いつもなら病院全体が通常診療から休日診療に移行し入院中の患者さんも退院し正月をご自宅で過ごすので比較的のんびりなんですが・・・。かねてより進んでいた病院システム全体の電子カルテ化が1月1日よりスタートするということで、今年(来年)はいつもより忙しい年末年始になりそうです。
前回のK君のブログにもあった通り、12月は忘年会、忘年会というそれはそれで忙しい期間でした。研修医は各階の病棟やら外来やらの忘年会へ参加し、芸を磨く毎日でした。
そんな僕らにとって最も大きいイベントが医局忘年会!!OBの先生も含めて総勢100名以上の先生方の前で芸を披露する。それが一年目の研修医の任務です。仕事の合間をぬい皆で集まってあれこれ考え着いた結論が、
ビリーズブートキャンプ!!
画像編集やネタを考え、いざ本番へ。当日の会場の雰囲気に少し怯えながらどうなるものかと・・・。しかし、芸が始まってみると会場はなかなか盛り上がっている様子。終わった後には多くの先生方からお褒めの言葉を受け、一年目13人の努力が無事実り大満足の出来となりました。
終わって一安心した後に皆で飲んだお酒は最高の一言!!準備に時間がなく不安もありましたが、一つ良い思い出が増えました。素敵な同期に恵まれてこの病院に来て良かったと改めて思います。
ちなみに、僕はビンゴで豪華商品というおまけももらってしまいました(笑)
この調子で来年も頑張りたいと思います。それでは良いお年を。
[ 2011.12.07 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]
こんにちは。1年目研修医二人目のKです。
現在は麻酔科にて研修をさせていただいています。
毎日、手術室にて末梢ライン確保、気管挿管、Aライン確保、神経ブロックといろいろな手技を学んでいる毎日です。手技は意外に難しい・・。静脈ライン確保だけでも、太った患者だと血管が見つからず、太い針だとなかなか外筒が進まないようなことも・・・。Aラインもまったく血管にあたらず、指導医の先生の先生に代わってやってもらうと、一発ではいってしまうこともしばしば・・・。
すでに麻酔科をまわって2か月がたったというのに、失敗も多く、そんな自分が嫌になります・・・。それでも優しくご指導してくださる先生方には頭が上がりません。そんな先生方に迷惑かけないように、そして患者さんのために、しっかり手技を身につけなくてはと思います!!
12月となり今年も残すところあと1か月となりました。
このシーズンは毎週のように各科にて忘年会が行われます。そんな忘年会で我々研修医に課せられる使命がそう!!余興です!!
余興といいますが、社会人1年目の僕らにとってはそれも大事な仕事!!
中途半端な余興では納得されるわけもなく、僕らも必死に練習しています。
仕事も忙しく時間も限られた中で、仕事終わり、休日などに集まりAKBやらあやまんJAPANのダンスに明け暮れる日々です。
内科の忘年会に参加する同期がAKBのヘビーローテーションのダンスを練習するとのことで見学にいきました。(←ひやかし?)
ただ大の大人が必死にヘビーローテーションの振り付けを覚えようとする姿に心打たれてしまいます。センターでソロダンスを踊る研修医Yくんはまさしく大島優子!!
185cmの巨漢研修医Kくんのセーラー服姿には同期みんなが萌えてしまいました。
こんな感じで余興の練習もみんな楽しみながらやっています。意外にダンスもみんなノリノリで踊っていました(笑)。僕自身はあやまんJAPANを家で一人練習しているときはさすがにせつなくなりましたが・・。
12月22日には病院全体の忘年会があり、そこでは1年目全員で余興をしなければなりません。1年目同士協力しあって、成功させ、2011年をしっかり締めくくりたいと思います。
[ 2011.10.27 ] [ 研修医の日々の様子 ]
こんにちは。二人目のGです。今回は芋煮についてお送りします。山形の学校・職場なら多くのところで芋煮は秋のイベントとして恒例!だと思います。ここ県立中央病院でも芋煮の準備はもちろんピカピカ一年生研修医の大事なお仕事。夏の山寺BBQの時と同じように、一年目14人をいくつかのチームに分け、酒の調達・食材の調理・川原で火おこしなど協力し合って行います。今回の一年生幹事は前回特集のG医師と小児科の同期研修医Nでしたが、二人がしっかり仕事を割り振ってくれたおかげでみんな当日はテキパキ準備が進み、ばっちり時間通りに美味い芋煮が仕上がったようです。
ちなみに私は当直明けで爆睡しており使い物にならず、芋煮ができたころにこそこそ加わるという不届きぶりでした・・・それも責めたりしない同期の寛大さにはいつも涙です。
で、上の先生方や病院スタッフの方たちもいらっしゃるということで、芋煮だけでも~と幹事の二人が考えてくれたのがHっともっとのオードブルサービス。これがなかなか好評で、皆さんに喜ばれました。風の強い日だったので、ビールや芋煮のカップがしばしば宙を舞う、という事態もご愛嬌です。10月にしては驚くほど暖かい日でしたが、さすがに夏のBBQの時のように川に飛び込もうとする強者はいませんでした(川が浅すぎるのもありましたが・・・というか病院の目の前ですし)。
先生方を無事お見送りした後は、一年目だけでさらに宴会です。5時には近くの店に移動しお疲れ会を開始。でも昼から散々飲んでいたおかげで、10時前には早々に解散となりました。
そんなこんなで、日々の勤務に追われつつもたまにはこうしてみんなで息抜きもしつつ、大方楽しく研修生活を送っております。受験生のみなさん、国試勉強は確かに楽ではないですがそれも必ず終わる時が来ますので、目まぐるしくも充実した研修生活を夢見て明日も乗り切ってください。皆さんが来るのを、県立中央病院2階の研修医室で心よりお待ちしています。ではでは。
[ 2011.10.12 ] [ 研修内容の報告 ]
こんにちは、K医師から引き継ぎました、才も色も足りない研修医Gです。
現在小児科をローテート中です。季節の変わり目で喘息発作の子が多いのに加え、今年はRSウイルスが流行っており、小児科は外来・入院ともに賑わっています。初心者の私にとっては診察し、所見をとること自体が難しく、すぐ泣かれてしまったり、病室に顔を出した瞬間にバイバイと言われてしまったりと悪戦苦闘しています。そして最大の難関は採血・点滴です。こちらが羨ましくなるくらい水々しくムチムチのお子様方は血管が探しにくく・・・血管を見つけられても深さや方向などがつかめなかったり・・・小児科の先生方を尊敬します。幸い(?)入院のお子さんが多いので、たくさん経験を積ませていただき、上手になりたいです。うちの病院の小児科は大学病院と異なり、感染症のお子さんが多いのでみな5日程で退院されます。みんな元気に退院していってくれるのでこちらも幸せな気持ちになれます。
しかしっ!!入院のお子さん方の入れ替わりが速い分、研修医の仕事である入院の際のカルテ作りや退院の際のサマリ作りが大変忙しく・・・ここで大切なのは連係プレーです。私は仲良しの同期と二人でローテートしていますが、私たちの連携プレーは最強です。お互いが相手のできていない仕事をし、2人いれば2倍速ならぬ3倍、4倍の速さで、お互い足りないところを補い合っています。(足りないところだらけ?)励まし合い、慰め合い、高め合い・・・等々同期は大切です。
医師になって半年を過ぎ、楽しいことも、嫌なこともありましたが、ここ山形県立中央病院で研修していて一番良かったと思うのが、同期や先輩の先生方、医療スタッフに恵まれていることです。特にちょっと上の先輩の先生方には初歩的なことも気兼ねなく質問でき、困った時は必ずアドバイスをいた抱くことができます。手技も手取り足とり教えていただいています。先輩方が研修1年目だった頃の話などもかなり参考になります。そして医療人1年目として看護師さん、技師さんや大勢の医療スタッフの皆さん方にも日々いろんなことを教わって成長しています。一番肝心の同期は、大学時代と違ってただ仲が良くて楽しいだけでなく、一緒にいて落ち着ける存在です。恥ずかしかった失敗談や凹んだ話も同期になら話せます。わからないことを聞いたり、教え合ったりも当たり前にできます。
これから先も忙しくも楽しく研修生活が送れるといいな、皆さんこれからも末長くよろしくお願いします☆
次回は2人目の研修医Gです。
[ 2011.09.26 ] [ 研修医の日々の様子 ]
こんにちは。
いつの間にか糸結び科志望になってしまった研修医Kです。
すっかりこのブログの締め切りを失念していたところ、同期のA先生の叱責、およびその場いた同期の−196℃の視線を受けまして今慌てて書いています。
医師になって本当にあっという間に半年が過ぎました。
外科ローテーションに始まり、循環器内科、そして今は麻酔科4週目が始まったところです。挿管、Aライン確保、硬膜外麻酔、末梢神経ブロック等、麻酔科ならではの手技が盛りだくさんで日々修行中です。Aラインなどはなかなか入らないことも多く、私が幾度と無く失敗した後に指導医の先生が1回でサラっと入れてしまうなんてことも日常茶飯事です。抹消点滴ラインでもものすごくよく見えているのにいざ射してみたら血管に逃げられるなんてことも。凹みます。ちーん。
研修医の仕事は各科病棟業務がメインですが、その他大きなものとして当直があります。当直は平均月に3回ほどあります。初期研修医が診る患者さんは、基本的に自分で来院された方(Walk-in)です。私はいわゆるよく引く方らしく当直の日は朝まで一睡も出来なかったなんてこともよくあります。Walk-inの患者さんのみとは言っても中には脳出血のような重篤な患者さんもいらっしゃいますので当直中は全く気を抜けません。初めての当直の際には患者さんの話を伺ったら、とりあえず2年目の先生に相談して指示を仰ぐというような本当におんぶにだっこ状態でした。それに比べれば、今は多少なりとも鑑別を上げながら問診したり、検査を組み立てたりできるようにはなりましたが、当直終了後は本当にあの診断でよかったか、とか不要な検査をしてしまったのではないかなど、反省点で埋め尽くされます。
さて続いて、去年の先輩方も書いていらっしゃいますが、研修医の住環境について書いてみます。我々初期研修医の多くは県立中央病院から徒歩3分、JR南出羽駅から徒歩30秒の医師官舎に住んでいます。この官舎、もともと家族用に設計されたらしく一人暮らしには贅沢すぎるほど広いです。有効活用しきれておりません。風通しがすこぶる良いので夏はなかなか快適ですが冬は寒そうです。エアコンに加えて石油ストーブも場合によっては必要かもしれません。県立中央病院は山形市中心部から少し離れたところに位置しておりまして、周りは基本的に田園です。したがって虫多めです。日用品の調達や外で夕飯を食べに行くなんて時にはもっぱら嶋地区へ行くことになります。日常生活を送る上での移動距離の長さを考えるとやはり山形での生活では自動車を持っていたほうが断然便利です。
半年働いてみて、ちょっとは成長してるかな、なんて部分はまだまだ微々たるもので、日々反省することの方が圧倒的に多いけれど、熱心な指導医の先生方や研修医の先輩、そして同期に助けられながら、楽しく研修生活を送っております。
では、次回(と言っても近日かな…)は才色兼備のG医師がお送りいたします。
[ 2011.09.01 ] [ 研修医の日々の様子 ]
こんにちは。研修医Aからバトンを引き継ぎました研修医Eです。現在麻酔科を研修中です。日々気管挿管や動脈・静脈のライン確保、脊髄クモ膜下麻酔、神経ブロックなど多くの手技を特訓させてもらっています。うまくいって「慣れてきたかな?」と少し自信を持てる日もあれば、何回もやってきた手技なのにうまくいかず焦る日もあり、当たり前ですが一人として同じ患者さんはいないんだな、と実感する今日この頃です。
そして最近なぜか忙しいです。『忙しさには波がある』とか、『△△はよく引く』とか、よく話題に上るところですが、どうしたらその「波」とか「引き」を読めるんでしょうか。誰か教えてほしいです。今日も日付は回って午前1時。やっと今日のオペが終わり、一息ついたところです。
ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、確かに研修生活は楽ではないかもしれないけれど、いつでも刺激と癒しを与えてくれる仲間と、惜しみのない援助を施して下さる先輩方、そして真剣に傷病と向き合う患者さんと医療者に囲まれているこの環境は、学生の頃漠然とした不安感と共に抱いていたイメージよりもいいものだったかもしれない、とちょっぴり感じています。
綺麗ごとを言ったところで明日は明日のオペですが。
・・・と。
病院を抜け出して車を20分ほど走らせれば、そこは山形の某観光地、山寺の麓の清流せせらぐBBQスポット。ちょっと本格的なビールサーバーをレンタルして、先生方と研修医で暑気払いです。
よく食べ、よく割り、
そして飛び込む。
いぇ~い。
みんな久しぶりにはしゃぎました。
次回の担当は、糸結び科志望(?)の研修医Kです。お楽しみに。