[ 2017.02.07 ] [ 研修医の日々の様子 ]
新年明けましておめでとうございます。新年の挨拶を任されたS.Hです。
新年の挨拶をしましたが、もう2月になってしまいました。時が経つのは早いもので、私たち1年目研修医が臨床研修を始めてから10ヶ月が経とうとしています。1年前のちょうど今頃、国家試験に向けて必死に勉強していたあの頃が遠い昔のことのように感じられる一方で、あっという間の10ヶ月だった気にもなります。もう2ヶ月もすれば、今度の国家試験に合格した後輩達が入ってきて、そして私たちは2年目研修医になります。
研修2年目と言えば、私たちは現在、2年目にローテーションする診療科を決めている真っ最中です。将来の専門とする診療科がある程度固まってきた人はその診療科を多く選択したり、まだ決まっていない人は色んな科を回ってみたり、2年目ならではの研修地域医療研修や精神科研修、保健所研修は一度に何人も選択することができなかったり……それぞれの希望を叶えようとすると調整が大変です。とりまとめ役のI君には感謝ですね。
今年の冬は雪が少ないと思っていましたが、年が明けてから寒波が何度かあり、病院の周囲もすっかり雪景色となりました。病院に隣接する健康の森公園の池も凍り付いています。季節柄、体調を崩す人も多いです。どうか皆様もご自愛ください。
[ 2017.01.10 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]
こんにちは。自身2度目のブログとなります。1年目研修医のDNです。
ブログ係のTKSくんから早く書くように言われておりましたが、忙しさにかまけて遅れておりました。TKSくんごめん<(_ _)>
さて、現在私は外科にて研修させていただいております。
外科研修では普段の手術に入ることはもちろんですが、その他、PICC挿入などの手技をたくさんやらせて頂いたり、輸液や検査、処方などの病棟管理なども任せて頂けます。それに加え、最近は病棟患者さんのファーストコールもさせていただいております。
私は学生時代のOSCEから特に「縫合」が大の苦手で、研修当初もかなり苦労しておりましたが、外科の先生方が、それはもう毎日辛抱強く教えてくださり、最近はなんとか(個人的には)形になってきたと思います。先日ある先生から「上達したな!」と言われたときは大変うれしかったです。
外科研修の詳細については6月にSSくんが非常に詳しく書いてくれているので是非それを読んでください!
そして話題は大きく変わりますが、先日の12月22日、山形県立中央病院の医局忘年会が行われました。
当院では年末には各科・各病棟の忘年会に加え、「内科忘年会」と「医局忘年会」の2つの大きな忘年会があります。この2つの忘年会では大変ありがたいことに、毎年1年目研修医で出し物を行うこととなっております。この2つの忘年会のために、11月~12月、我々は何度も集まったり(飲み会したり)練習したりしておりました。
こういったときには研修医同期の違った面を垣間見ることができるのも面白いですね。
集合写真をここに載せようと思いましたが、衣装の関係で様々な方面から苦情とお叱りが来そうなので、比較的まともな円陣の写真とか載せておきますね( ˘ω˘ )
ちなみにこの文章、年末に書いているのですが、掲載される頃には年が明けてそうです。悪いのは遅れた私です。すみません。新年の挨拶は次回の担当にお任せすることとして、2017年もより一層色々なことを頑張りたいと思います。
[ 2016.12.15 ] [ 研修内容の報告 ]
はじめまして、研修医1年目のA.Nです。寒い日が続いてますね。私は雪の降り始めるこの時期が、一年で一番寒く感じます。皆様もそういうことありますか?
以前T君がクリニカルボードのPICCの講習会についてかいていましたが、今回私は、先日行われましたクリニカルボードの中心静脈カテーテル講習会について書きたいとおもいます。(クリニカルボードとは研修医向けの実技講義のことです。)
中心静脈カテーテルは、大量輸液時や、高カロリー輸液時、また昇圧剤使用時など、研修していると病棟やオペ室、急患室など様々な場面で出くわします。
今回の講習会では、エコーを用いて血管を描出しながら、血管の中心に針を穿刺し、カテーテルを留置するトレーニングを、血管の模型や、人体模型を用いて練習しました。またお互いの体を使いながら内頸静脈や、鎖骨下静脈を描出するトレーニングをしました。
血管をエコー画面の真ん中に描出し、血管の深さを確認、確実に血管に穿刺するのはとても難しいですが、エコーで血管を確認できるので安全に正確に穿刺することができました。(エコーがない時代は、ブラインドで内頸静脈に穿刺してたそうです。)
クリニカルボードは、座学だけでなく実技が多いので、実臨床に近い形で勉強することができます。また、サンドイッチなどの軽食もでるので、仕事終わりに和気藹々とした雰囲気で行われています。普段は研修科がばらばらなので、同期や2年目の先輩がたと一緒に話しながら勉強できる機会は大変ありがたく貴重な時間です。
さて、つらつらと真面目なことを書いてきましたが、現在、研修医1年目は、忘年会の出し物の練習の真っ最中です。先日行われました内科忘年会を皮切りに、各科忘年会、締めの医局忘年会に向けて、仕事の合間を縫って出し物の練習をしています。疲れのある日もありますが、それでも同期と話したり踊ったりすると、疲れも吹っ飛び、楽しく練習できています。
研修の日々は、毎日が充実していて、あっというまに年の瀬になってしまいました。まだまだ寒いが続きますがお体にお気をつけてお過ごしください。
[ 2016.11.16 ] [ 研修内容の報告, 研修医の日々の様子 ]
研修医2年目のT.Aです。1年目のブログ更新が滞り気味ということもあり、今回は2年目でないと研修できない地域医療について書きたいと思います。
2年目になると、地域医療として西川町立病院、白鷹町立病院、八幡病院の中から選択し1か月間研修をします。その中で私が選択した西川町立病院は、西川町に唯一ある病院であり、成人以上の慢性期管理と高齢者の急性管理、看取りといった役割を担っています。研修医の具体的な業務内容としては、入院患者の診療だけでなく上部・下部消化管内視鏡検査の見学や腹部エコー・身体診察など健康診断業務も行いました。午後からは出張診療・訪問診療や予約外で外来を受診した患者の診察を行いました。県立中央病院のような急性期病院では経験できない地域に密着した医療を学ぶことができ、非常に有意義な研修でした。また、西川町の高低差のある地形を生かして走り込みをし、10月に行われた山形まるごとマラソンのハーフ部門に出場して好成績を収めることもできました(笑)。今年度から宿泊地として利用した出羽屋さんのおいしい料理も堪能することもできて非常に充実した1か月でした。
最後に10月下旬に月山に登った時の写真を載せたいと思います。
紅葉がちょうど見頃な季節で天気も良く、いい気分転換になりました。来年もどこかしら県内の登りやすい山にチャレンジしてみたいと思います。
[ 2016.11.10 ] [ 研修医の日々の様子 ]
初めましてT.N.です。徐々に寒さも増してきた今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。時が経つのは早いもので研修が始まってもう半年以上が経ってしまいました。一つ一つできることが増える喜びを感じながら、まだまだできないことだらけだと痛感する毎日です。早く一人前になれるようしっかりと研修して行きたいと思います。
ところで、そろそろ年末も近づいてきて忘年会のシーズンです。当院でも医局忘年会、内科忘年会、各病棟忘年会などいくつもの忘年会があります。僕たち研修医も忘年会に向けて出し物の準備を始めました。日々忙しく中々会えない同期もいる中で親睦を深める貴重な時間になっています。・・・忘年会準備の写真を載せようと思いましたが撮り忘れたので芋煮の写真を載せましょう。10/15としばらく前ですが近くの河原で研修医芋煮会をやりました。大学時代は恒例だった山形芋煮と仙台芋煮の争いもなく平和な芋煮会でした。豚肉味噌味も美味しいですがやっぱり山形では牛肉醤油味ですね。皆で集まってわいわいやる芋煮は格別でした。
これから風邪の多くなってくる季節ですがお身体に気をつけてお過ごし下さい。
[ 2016.10.14 ] [ 研修内容の報告 ]
10月に入り、日増しに秋が深まるのを感じる今日この頃です。
山形も日によっては肌寒くなってきましたね。初期研修医K.Mと申します。
学生のころから読んでいた、このブログに投稿すると思うと不思議な気持ちです。
さて、他の研修医も書いているかと思いますが、今回は私が先日研修させていただいた整形外科について書きたいと思います。整形外科は一般的な“けが”である外傷や、慢性的な膝の痛みなど身近な疾患にも幅広く対応しています。外傷は症例ごとに対応が異なり、手足や肩、脊椎、股関節など多岐にわたるため、1つ1つの経験から学ぶことが多くありました。また、整形外科の先生方にはきめ細やかなご指導をいただき、研修期間では次のような内容を学びました。
①創傷処置
②救急対応(診察手技)
③装具の適応と使用方法(包帯、ギプスなど)
④整形外科的なXp、CT、MRIの読み方
⑤手術
⑥リハビリテーション など
そのときの研修で学ぶ内容は様々かと思いますが、多岐にわたりご指導いただくことができました。先生方ありがとうございました。
さて、先日開催された研修医講義では、整形外科の救急疾患について教えていただきました。これは週に1回ほど、研修医を対象として日々の研修に活かせる内容について各科の先生方から講義していただく恵まれた機会となっています。
今回の整形外科の様子を見てみると、
シーネ固定について、先生の丁寧なご指導に聞き入る研修医たち。
固定するほうも、される側も真剣な表情ですね。
このように研修生活で学んだことを互いに共有し、日々成長できるように努めております。
みんなで楽しく、和気あいあいとした研修生活を送っております。
勉強にも様々なイベントにも全力で取り組むところが県中での研修の魅力と考えています。
その様子はこのブログで更新されることでしょう。今後のブログにも期待ですね。
ぜひ県中での研修を考えているかたは、実際に見学にいらしてください!
研修医一同お待ちしておりますm(_ _)m
[ 2016.09.30 ] [ 研修内容の報告 ]
夏の暑さも落ち着きつつあります今日この頃、自分はついこの前いわゆる夏休みを頂いていました、初期研修医のK.Tと申します。夏休み中はもちろん旅行などもしましたが、1日、どうしても病院に行きたくなる日があったのでその日のことをご紹介いたします。
県中では月に2回ほど水曜日に研修医向けの実技の講義、通称クリニカルボードがあります。内容は様々なのですが、自分が夏休み中にあったクリニカルボードの内容はPICC挿入についてでした。PICCとは末梢挿入型中心静脈カテーテル(peripherally inserted central catheter)のことで比較的簡便に行え、普通の点滴では使えない薬剤が使用できるようになるため近年急速に普及してきています。当院でも様々な場面で使われているので、「これはいかねば」と思い予定を空けていたんでした。
講義といっても仕事終わりで疲れている時間からスタートするので軽食を頂きながら、和やかな雰囲気で行われます。その時の写真を掲載いたします。
もちろん、講義がなくても本などで一通りの勉強はするのですがやはり「百聞は一見に如かず」、文章上で理解するのと実際やるのでは別物ですので、このような機会は非常にありがたいばかりです。今回はエコーをしながらの挿入だったのですが、当てるのが強いと血管をつぶしてしまいますし、弱いとゼリーで滑ってずれてしまう、など今回もたくさんのことを学ばせて頂きました。夏休み中も日進月歩、日々精進、そんなことを実感した一日でした。
P.S.ここしばらくは県立中央病院でのイベントが多くあり、9/25には「あおやぎまつり」、また10/2の山形まるごとマラソンでは研修医がほぼ全員参加します。もしこれを読んでくださっている方で参加なさるかたがいらっしゃいましたら、一緒に完走目指して頑張りましょう!!
ではでは失礼いたします。
[ 2016.09.05 ] [ 研修内容の報告 ]
初めまして。初期研修医1年目のSSです。
だんだん夜も涼しくなってきて、風邪が流行り始める時期ですね。
さて、自分は先月循環器内科で研修をさせていただいておりました。当院の循環器内科研修の特徴としましては心エコーをさせていただける機会が非常に多いことだと思います。
心エコーは循環器内科志望ではなくても、救急当直をする上では必須の検査だと思います。ですので、実際に多くの患者さんに心エコーをさせていただけることは大変勉強になりました。
もう早いもので研修が始まってから5ヶ月がたちます。今月からはまた違う科での研修が始まり、めまぐるしい毎日ですが、指導医の先生からの熱いご指導で充実した研修が送れていると感じております。
写真がありませんでしたので、最近開催された同期の誕生日会の一コマを載せさせていただきます。
[ 2016.08.23 ] [ 研修内容の報告 ]
みなさん、暑い夏もそろそろ終わりへと近づいてきていますがいかがお過ごしでしょうか。
今回は過ぎし7/24に新庄市で行われたJPTECを受講してきましたのでそれについて報告します!
JPTEC(ジェイピーテック)とはJapan Prehospital Trauma Evaluation and Careの頭文字で、
いわゆる「病院前救護」として行うべきことについて一連の過程を学び、実践できるようになるための講習会です。
・・・と言っても容易にはイメージが浮かばないと思いますが、要は、事件や事故が起きて救急車を呼んだ時に、到着した救急隊の方々が「周囲に危険物があるので消防隊を呼んで!」と周囲の安全確保を行ったり、交通事故で事故車内に取り残されている傷病者を車外に移動させ、応急処置を行ったり、傷病者の状態によっては至急で病院に連絡を取り、すぐさま搬送先へと出発したりなど、「救急車が到着した先で救急隊がどのように傷病者と接触し、搬送を行うか(主に外傷患者)」についての講習会です。
朝6時に同期と山形を出発しました。
山形の夏っていいですよね。
ところで、JPTECは「防ぎえる外傷死(Preventable Trauma Death:PTD)」のために、重症外傷傷病者に対して早期に救命のための処置治療を行うことを可能にするために生まれています。救命のためには、限られた時間で様々なことを判断し、行動しなければなりません。そのために、どのような手順を踏み、何を優先し、何を後回しにしてよいかなどを学習し、よりよい医療につなげていくのです。
あまり内容について書きすぎると、JPTECの内容説明のようになってしまうので、このへんで・・・。
講習中の写真はないので、代わりに・・・
我々病院で働く者たちは、普段病院の中で、救急車によって搬送されてくる側しか見ていないわけなので、搬送の際にこのような手順が踏まれているということは日常診療の中であまり意識しませんでした。病院に搬入される以前にどのようなプロセスがあるのかを知っておくのも良いことだと思います。
無事に受講が終了し、修了書をいただきました。
講習内容は、我々は普段触れないことが多く、ひとつひとつを実践していくのがかなり大変でした。いつも病院に患者さんを運んでいただいている救急隊の方々には感謝しないといけないなと思いました。次はJATECに向けて頑張りたいと思います!
P.S. 研修医みんなで山形のスイカを食べました。さすが有名な尾花沢のスイカだけあって、美味しかったです☆
[ 2016.08.17 ] [ 研修医からのお知らせ ]
1年目研修医のT・Hです。
天気の良い日が続き、夏真っ盛りという感じですね。
学生の皆さんは夏休みを楽しめているでしょうか。
さて、今回は県立中央病院で恒例のイベントについて書きたいと思います。前回のブログでも少し登場しておりましたが、8/5から始まった花笠パレードに私達研修医1年目も毎年参加しております。男性研修医はナース服で花笠音頭を踊ることが伝統となっております(汗)。女性の研修医は祭り衣装なので御安心下さい。
街中でのナース服は想像以上に目立つもので、恥ずかしがり屋の私にとってはなかなかの試練でした…(笑)。
パレードは一時間程度続き、終わる頃には暑さと足腰の疲労も加わり満身創痍でしたが、今思い返してみれば「心」と「体」が鍛えられた良い時間だったと感じております。
尚、今回の件で気分不良等の苦情に関しましては受け付けておりませんのでご了承ください。
最後に、暑い日が続いておりますので脱水には十分気をつけましょう。水分は電解質が含まれてるものをお勧めします。
それでは、良い夏のひとときを。