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外科研修

[ 2016.06.22 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは、研修医1年目のS.Sです。
ブログを早く書け、早く書け、早く書けとブログ係のTKちゃんに何度も叱られたので書きたいと思います。

病棟デビューして早2ヶ月、毎日が新しい知識や手技で一杯で、少しずつ進歩しているような気がする今日この頃です。何もできない無力感に立ち尽くす(主に救急外来)ことも多いですが、何とか過ごしています。
4、5月と私は外科の肝胆膵チームで研修させていただいておりました。T君のリクエストもありまして、今回のブログは外科の研修について書かせていただきます。外科研修医の主な仕事は、朝の採血、開腹手術のときの鈎引き、内視鏡手術の時のカメラ持ち、病棟ファーストコール、緊急手術の鈎引き当番です。あとは腹腔穿刺やPICC挿入などの手技、術前カンファの資料作りなどなどです。

以下に大体の1日の流れを紹介します。これに加えて曜日ごとに各種カンファなどが加わります。

7:15-8:30 朝のカルテ回診、病棟回診、カルテ記入
8:45-   午前中の手術室入室、オペ
9:30-   研修医採血(オペない日、オペに遅れてきていいよと言われた時)
-16:00   病棟の患者さんの各種検査、PICC挿入などの手技
16:00-   夕方のカルテ回診、病棟回診、カルテ記入
17:15      何もなければ終了。鈎引き当番や病棟ファーストコールを待ちながら医局にいたり家に帰ったりする。

このブログは県中をマッチングで受けようと思っている学生がご覧になっていることもあるかと思いますので、上記仕事内容を具体的に紹介したいと思います。

・朝の採血:最も基本的な手技である採血を早くできるようになれとの外科の先生のはからいで、4月に外科を回るとやらせてくれます。毎日大体5-10人の採血を行います。

・鈎引き:術野を広げる器具、鈎。これを引く。言葉で言えばそれだけです。ただ実際はいろんな意味でそんなに単純ではない時があります。ガウンを着ると体はポカポカにあったかくなります。

・病棟ファーストコール:私の場合は3週目からこの役目をやらせていただきました。術後の腹痛が強い、便が出ない、お腹がパンパンに張ってきた、ドレーンの排液性状が赤くなった、白くなった、NGTが抜けた、など様々な内容のコールが看護師さんからかかってきます。どうすればいいのか全くわからない時が沢山あります。最初は『上の先生に相談して折り返し連絡します。(汗)』みたいなことしかありませんでした。上の先生方は皆さん優しく指導してくださる先生だったのでなんとか乗り切ることができましたが、看護士さんたちには迷惑かけまくりだし、もう本当にプチパニックの連続でした。ちなみにこのファーストコールは24時間、毎日かかってくる可能性があります。非常に勉強になります。

・緊急手術の鈎引き当番:これは一緒に外科を回っている研修医と持ち回りでやります。4月は研修医3人、5月は2人だったので、それぞれ3日に1回、2日に1回だったわけです。緊急手術がある確率は大体1/3くらいだったかと思います。夜中の手術はさらにその1/3-1/4くらいだったような。手術の最後には縫合など色々やらせて頂ける時もあります。

大まかにはこのような研修を送りました。肝胆膵チームの先生をはじめとして、外科の先生方には本当に何から何まで手取り足取り教えていただきました。どの先生も本当に指導熱心な先生、優しい先生ばかりで大変お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

最後に、山形県立中央病院をマッチングで受けようかと思っている学生の方々、是非一度見学に来てください!お待ちしています!個人的には山大、東北大以外の大学からも気兼ねなく来て欲しいです!!僕は某私立大学卒ですが、アウェイ感を感じることなくとても楽しく毎日を過ごしていますよ(^D^)!!

最後にこないだの集会室での誕生日会の写真を貼ります。私含め何人か写っていませんが、同期一同、皆さんの病院見学・実習いつでもお待ちしています!

集合写真