山形県立中央病院のページトップへ移動する

JMECC「第4回山形県立中央病院コース」

[ 2019.12.27 ] [ 研修内容の報告 ]

こんにちは、研修医2年目のS.Nです。12/15(日) JMECC「第4回山形県立中央病院コース」に参加してきましたので、今回はそのご紹介をさせていただきます。今年の会場は山形大学医学部で、当院から3年目の先生方を中心に6人が参加しました。
JMECC(Japanese Medical Emergency Care Course:日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)は、内科専門医になるうえで必要となる資格であり、脳梗塞や喘息、心筋梗塞、アナフィラキシーショックといった内科緊急疾患の初期対応と、さらにその後急変した場合にどう対応するかを学ぶ場です。研修医になると志望科に関わらず、救急外来や病院内でのコードブルーなど患者さんの初期対応をする機会が思いのほか多くあります。私も、研修医になったばかりの5月、自分しか医師がいない状況で目の前で患者さんが急変したことがあり、いま思い出してもとても恐ろしい経験をしました。机に向かっているだけだと分かったつもりになりがちですが、実際にその場に立ってみると身体が動かなくなってしまうのだということをこのとき痛感しました。

JMECCでは実際に様々なシミュレーションをしながら何度も身体を動かし、チームで助け合いながら緊急対応を学びます。ジンクス通り(笑)、受講後の救急車当番で実際にCPAの対応をすることになってしまいましたが、次にやるべきことがみえてきて、落ち着いて対応できている自分に驚きました。
国家試験を突破した後も勉強は続きますが、自分が学んだことが直接患者さんの治療につながる感覚は、学生の時とは全く違うものだと思います。寒くなってインフルエンザも流行り出していますので、受験生の皆さんは手指衛生をしっかりしながら頑張ってください!

JMECC