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[ 2012.06.04 ] [ 研修内容の報告 ]

はじめまして2年目研修医のNです。本当は4月担当だったのですが、気付いたらもう5月の下旬です。時の流れは早いもので、いつの間にか研修医生活も2年目を迎えてしまっていました。今年、1年目の研修医は9人と例年よりやや少なくなってしまいましたが、優秀な人ばかりが集まっています。日当直では僕ら2年目が教える立場となってしまったため、去年とは違った緊張感があり気が抜けない毎日です。
さて今僕は、月山や山菜で有名な西川町に地域実習に来ています。山形市からは車で30~40分とそこそこ近いのですが、かなりの田舎です。西川町立病院がある間沢地区はコンビニなどもあり、ある程度お店などもあるのですが、大井沢・岩根沢・小山などは田舎の中の田舎といった感じです。特に小山地区は往診に行った先生が吹雪で遭難しかけたり、雪崩に巻き込まれそうになったりするというくらい奥地にあります。こういう話だけ聞いていると、西川町はとんでもなく危険な場所のように感じますが、実際に行ってみると、空気はきれいで、水や山菜が美味しく、緑が豊かないいところです。温泉も近くにあり、仕事帰りは毎日の様に行っています。忙しい研修医生活で溜まった疲れを取るにはもってこいな場所です。

西川町は一番人口が多い世代が80歳以上の世代という高齢化が進んだ町なので、中央の大きい病院では見れない医療を見ることができます。大井沢・小山・岩根沢の診療所に行き、その地域の人たちを診察したり、個人の家に往診に行ったり、小学校の健康診断をしたりと、様々な体験ができます。地域医療の大切さや・高齢化・少子化の進んだ社会の問題点などは実際に体験すると今までとは違った考え方をもてると思います。

なんだか真面目な話だけになってしまいましたが、地域実習はこんな感じです。

西川町立病院, 景色

【病院からの風景】

 

 

 
西川町立病院

 

 

【西川町立病院】