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診療科・部門のご案内

整形外科

診療内容・特徴等

 整形外科では、月曜日から金曜日の外来診療、病棟診療、手術、救急対応を担当しております。毎朝にはカンファレンスを行って、術前検討、術後検討、前日の入院患者、救急患者、重症患者の検討を行っております。毎週月曜日は医師、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、退院支援スタッフで入院患者のカンファレンスと総回診を行って、問題点を早い段階から検討して、治療成績の向上と転院を含めた早期退院を目指しております。手術療法は、月曜日から金曜日まで、定期手術、臨時手術、外傷の緊急手術を行っています。夜間休日の緊急手術も対応しております。午前中から手術できるようにスタッフの役割分担をしています。
 現在の常勤医は、7名体制(整形外科指導医6名、専門医1名)で行っております。専攻分野は膝関節、脊椎外科、上肢・手の外科、外傷、骨粗鬆症、がん診療連携拠点病院として転移性骨腫瘍などです。スタッフ紹介を参照ください。
 主な手術内容は、膝人工関節手術、高位脛骨骨切り術、膝靱帯再建術などのスポーツ整形外科、脊椎手術、上肢の手術、関節鏡手術、外傷や高齢者の骨折観血的手術です。
 救急外傷ではドクターヘリや救急車で搬送される多発・多臓器複合外傷が多く、救急科・集中科、他科と密に連携しながら、チーム医療に努めております。また、合併症を有する患者さんの手術を他院より依頼されることがあるために、内科、麻酔科と連携して手術ができるように努めております。緊急で手術対応が必要な骨盤骨折、脊椎外傷、開放骨折等の重症症例も山形県内・県外からも受け入れられるように、常時対応しております。

スタッフのご紹介

氏名 卒業年・資格 専門・研究分野
浅野 多聞

平成5年卒
副院長(経営改善担当)
(兼)診療支援部長
(兼)医療クラーク室室長補佐

医学博士
山形大学医学部臨床教授
日本整形外科学会専門医・指導医
日本人工関節学会認定医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
山形県サッカー協会医学委員

医師臨床研修指導医

整形外科一般、人工膝関節手術、膝関節外科
スポーツ整形外科
ナビゲーションシステムを用いた人工膝関節手術
骨髄幹細胞同種移植による骨形成における免疫抑制

杉田 誠 平成8年卒、平成26年大学院卒
医療情報部副部長
(兼)リハビリテーション室長

医学博士
日本整形外科学会専門医・指導医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会認定医・指導医
東北脊髄外科研究会役員
整形外科一般、脊椎脊髄疾患
長谷川 浩士

平成11年卒・平成18年大学院卒
医療安全部副部長

医学博士
日本整形外科学会専門医・指導医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会指導医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター

医師臨床研修指導医

整形外科一般、脊椎脊髄疾患
田中 賢 

平成12年卒・平成27年大学院卒
感染対策部副部長
(兼)教育研修部副部長

医学博士
日本整形外科学会専門医・指導医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本人工関節学会認定医
山形県高等学校野球連盟 連携ドクター

医師臨床研修指導医

整形外科一般、膝関節外科、スポーツ外傷、障害
長沼 靖

平成17年卒
医療情報部副部長

医学博士
日本整形外科学会専門医・指導医
日本手外科学会専門医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター

医師臨床研修指導医

手外科
整形外科外傷
根本 信仁 平成18年卒・平成30年大学院卒
救急診療部副部長

医学博士
日本整形外科学会専門医・指導医
日本骨粗鬆症学会認定医
日本DMAT隊員
医師臨床研修指導医

整形外科外傷、 骨粗鬆症
渡部 拓也

平成27年卒
医長

日本整形外科学会専門医

整形外科一般、外傷
八島 知美 令和3年卒 整形外科一般、外傷

術例・治療例 (令和5年度)

全手術件数 703件

主な手術

術例・治療例 件数
脊椎手術 115
人工膝関節 52
骨盤手術 23
膝靱帯再建術 7
上肢手術 48
下肢手術 110
骨折手術 329

 

施設認定

  • 日本整形外科学会認定医制度研修施設
  • 日本リウマチ学会教育施設

Q&A: よくある質問

整形外科にお寄せ頂いたよくある質問の一例をご紹介いたします。

整形外科と外科、形成外科はどこが違うのですか?

整形外科は四肢(手・あし)の骨や関節などの異常と、脊椎(くび、背なか・腰)の異常を担当します。外科は主に内臓の異常を担当します。形成外科は主に体の表面の異常、顔の骨の異常を担当します。

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整形外科医は美容整形手術もするのですか?

「美容整形」は正確には「美容形成」と呼ばれます。形成外科の一分野である美容形成外科医の担当となります。整形外科医は運動器の外傷と疾病を治療する医師です。

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整形外科より接骨院の方が早く治ると聞きましたが?

接骨院は柔道整復師という資格を持った方が営業しています。柔道整復師は外科的手段や薬品を使用しないで、主として打撲、捻挫などの比較的軽度の身体障害に対して施術をすることが容認されています。適切な治療を受けるには整形外科医の診断が必要です。

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ある整形外科で手術を勧められています。どうしたらよいか悩んでいます。

欧米では他の病院の医師の意見を求めることは、ごく一般的なこととなっています。遠慮せずに受診して下さい。しかし、あちこちの病院を渡り歩くことは、患者さんにとって必ずしも得なことではありません。主治医とよく相談の上、紹介状を書いてもらいましょう。

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手術の時の麻酔が心配です。どういう方法がありますか?

上肢の手術は、ブロック麻酔、下肢の手術は腰椎麻酔で行われることが一般的です。それらの麻酔は意識が失われることなく、安全に痛みのない手術が可能となります。脊椎の手術は全身麻酔が必要ですが、麻酔のトレーニングを積んだ医師が担当します。四肢でも手術の内容によっては全身麻酔で行います。

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手術の執刀医はどのように決まりますか?

高度の専門的知識・技術を要する場合、その領域の専門医が担当します。研修医が執刀する場合は、専門医が必ず立ち会います。

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骨折は手術した方が早く治りますか?

手術をしない治療は「保存的治療」と呼ばれます。早期のリハビリテーション、社会復帰を目指すために、手術が行われることが多いのですが、骨折の部位、折れ方などによりギプスなどを用いた保存的治療で十分な場合もあります。

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人工関節を入れる手術について教えて下さい。

人工関節置換術はすり減ったり、変形した関節の表面を金属などで置き換える手術です。膝関節と股関節では、非常に良好な結果が得られています。10 年以上壊れずに、通常の生活を送ることが可能です。手術の時期や方法は専門医が適切に判断します。

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手術後の痛みが心配です。

下肢の手術では腰椎の間に直径1 ミリ程度の細いチューブを留置し、そこから持続的に痛み止めを注入することで、痛みは軽減されます。その他にもいろいろな薬、投与方法により大部分の患者さんは、痛みのコントロールが可能です。

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関節リウマチと言われました。何科で治療を受けたらよいでしょうか?

治療は、薬物療法、運動療法そして手術療法の三本柱から成り立ちます。整形外科では薬物療法、運動療法、手術療法のすべてを受け持ちますが、必要に応じて内科医との連携を密にとっています。

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